市内の高齢者施設の秋祭りにお招きをいただき参加してきました。早く着いたので理事長から、現状を踏まえて「やりたいこと」の今後の計画も説明してもらいました。
「これまで高齢者施設の運営を行ってきましたが、社会の総合福祉を担うことが夢なので、和歌山市でも障がい者が安心して働ける場を作りたいと思っています。障がい者が働けるレストランを作りスタッフ全員が障がい者で運営することを目指しています」と今後の夢を話してくれました。
既に理事長は、大阪府下ではB型のレストランを運営していて、そこではスタッフ全員が障がい者なのです。しかも「障がい者がスタッフだからと妥協しないで、美味しい料理とサービスを提供できなければやらない」ことを目標に設立したものです。何度か訪問しましたが説明を聞いていなければ障がい者の方々が働いているレストランとは思えないのです。出迎えから注文、配膳などのサービスは快適ですし料理も文句なし、しかもレストランの空間も快適なのです。
理事長からも「障がい者が運営しているレストランだから味が落ちても仕方ないだとか、サービスレベルが低くても仕方ないとは考えていません。お客さんは快適なサービスと美味しい料理を求めているからです。『障がい者が運営しているから』と甘えるようでは、一度は来てくれても、リピート客にはなってくれません。ビジネスなのでお情けで経営できることはないのです。
他のレストランと競合しても負けない味とサービスを備えなければ、リピート客になってくれないので、このレストランでは妥協はしません」と説明してくれました。
それと同じレストランを和歌山市内で作ってくれる計画です。早ければ令和4年度から着工する計画なので、障がい者の方々の雇用と自立支援につながることになります。しかもレストランの近くに住居も計画しているので、働く場所と暮らす場所が近接する環境になります。
ここではレストラン運営も施設の生活環境も福祉循環型を目指しているので、先駆的な取り組みになっていますが、障がい者福祉にまで分野を広げて、和歌山市で実現させようとしてくれています。支援できることは全て行い夢の実現を支援していきます。
秋祭りでは働いている障がい者の皆さんやボランティアの皆さんがダンスや踊りなどを披露してくれました。入居されている皆さんの笑顔が秋空に届いているようです。
県議会報告の機会をいただきました。今回は「紀の国わかやま文化祭2021」で実施する故郷の偉人講演会の内容、和歌山県のIR計画の現状、そして和歌山市内の企業誘致の現状について、詳しく説明を行いました。
説明を聴いてくれた方からは「現場の熱気を感じることができる説明でした。最近はコロナ禍の影響でリモート会議が進んでいるため、それに慣れていることもあり熱気を感じる機会が減少しているのですが、直接、県政の進捗とそれに対する見解を示してもらったことは有意義でした。これからも意見交換の機会を作って欲しいと思います」などの意見を聞かせてもらいました。
企業誘致に関しては用地と共に大量の工業用水と電力が必要となります。特に世界企業が求める条件を全て揃えられる県は少ないと思います。用地面積、工業用水、そして電力を全て潤沢に賄える工業用地は国内では少ないと思います。世界企業の求める企画は、アメリカや中国の広大な工業団地の仕様であり、日本の仕様とは規模が違います。受け入れる日本人のスケール感で判断すると食い違いが生じてきますから、進めるにあたって文化の違いやその国の感情などの注意が必要となります。
それらを踏まえてこれら県の課題を説明することで意思疎通を図ることが出来ました。
- 「紀の国わかやま文化祭2021」のプログラムであるオータムコンサートについて確認を行いました。僕の出展作品の搬入と当日の挨拶の時間などスケジュールを調整させていただきました。「皆さん、片桐さんが来てくれることを喜んでくれています」と伝えてくれました。期待に応えられるよう取り組みます。
- 週末に開催予定のシャンソンコンサートの協議を行いました。主催者から案内をいただき「私から片桐さんが来てくれることを出演者の皆さんに伝えたところ『来てくれるのですか』『知っていますよ。嬉しいです』など話してくれる人が多かったですよ。皆さんが楽しみにしてくれているので嬉しくなってきました」と伝えてくれました。