活動報告・レポート
2021年10月14日(木)
水道管内部のスケール
水道管内部のスケール

水道水には硬度成分(カルシウム・マグネシウム分)やケイ酸などの溶存物質が混在していますが、これらの物質が水道管内部に付着して硬化したものをスケールと言います。

このスケールが付着すると水道管の寿命を縮めることになりますし、配管の洗浄作業や更新工事による出費をもたらす大きな原因になっています。経年と共に水道管の内部にはスケールが付着して成長しているのです。つまり配管の内部にスケールが付着しているので口径が狭くなり、計算された水圧よりも高い圧がかかり水の流れが加速されることになります。水圧が高くなり水流が早くなることで、配管への負担が増大することから、経年と共に劣化が激しくなっていきます。水道管事故の原因の一つとして、配管内部にスケールが付着して口径が狭くなっていることがあることを専門家から教えてもらいました。

目視点検では配管内部の状況が分かりませんし、内部が劣化していることも分かりません。

経年劣化している水道管の場合、配管内部の点検が必要ですが、「和歌山市の場合、それが成されていなかったことも原因の一つではないでしょうか」と伝えてくれました。

本来は老朽化して耐用年数が迫っている水道管の配管を取り換えることが必要となりますが、予算面で取り換えが出来ないのであれば、早急に配管内部に付着しているスケールを除去することが必要です。そうしなければ同じことが繰り返されることにつながり、またしても、県外から「和歌山市は原始的」と揶揄されることになり兼ねません。

水道の専門家からこの老朽化した水道管の問題点を聞いたので、この事実から配管内部の点検と共にスケールを除去することを伝えたいと考えています。今回のように事故が発生してから対応することと比較して安価に仕上がりますし、それよりも市民生活を護ることにつながるものです。今回のような事故が起きた場合の市民生活への影響は甚大で、まさに市民生活への混乱をきたすことや、仕事への影響、営業の自由を保障する問題も発生します。

そのうえ和歌山市のイメージを落とすことになりますから、もう先送りは止めて早急に検査と対応が必要です。和歌山県全体の数字なので和歌山市にそのまま該当するものではありませんが、「和歌山県の場合、計算上は法定耐用年数(40年)を超えた管路の更新に約220年もかかる」ことになっています。令和2年の花山交差点での水道管事故、続いて令和3年の六十谷橋での水管橋事故が発生していることから、悠長なことはしていられない状況です。

同じことの繰り返しは許されません。老朽化している水道管の点検と取り換え、二系統にすることなどが必要だと考えています。

海中熟成ワイン

海中熟成ワインの取り組みを聞かせてもらったこと。和歌山県の新しい産品になることを願っています。東京から和歌山県に移住してくれた方が取り組んでいるのですが「和歌山県に来て三か月が経過しました。和歌山県は今まで生活をする中で一番快適な都市だと思います。温暖で食べ物が美味しい、そしてきれいな自然があることに感動しています。東京で会社をやっていますが、今回のご縁で和歌山県に永住しようと考えています」と話してくれました。

令和3年9月、串本町の大島の海にトルコワインや日本酒、梅酒などを沈めて海中で熟成させているところです。海中で熟成させた後の味がどんなものになっているか楽しみですし、「和歌山県の地域興しのお手伝いになる」と話してくれていることを嬉しく思います。

串本町で海中にワインを沈めて熟成させようと考えたのは「エルトゥールル号」の物語があったからです。物語があることは、当該地域から商品を発信させるために必要なことです。ここでしか味わえないものの体験も含めてのチャレンジを応援しています。

その他
  • 学校教育に関して教師の皆さんと協議を行いました。生徒の学力を高めることと健全な成長を支援し社会で生きていける能力を身に付けることが教育の柱です。実態としてそんな教育を行えているか話し合いました。
  • 和歌山県の将来を考えるうえで企業誘致やIRについて話し合いました。誰がその事業を担うかが問題ですから、みんなで考えています。
  • 飲食店の感染症予防に関する支援対策の説明を行いました。安心できるお店作りのお手伝いになれば嬉しいことです。