尊敬する経営者を始めとする皆さんと懇談しました。事業の進め方についてのアドバイスをいただきました。事業に必要なことは信頼か資金のどちらかです。信頼があると事業計画はスタートできます。一流企業か名前が通っている企業の事業であれば信頼性は高いので事業をスタートさせることができます。そうでない場合は資金力を見せることです。事業資金があることを証明できればスタートが可能です。
企画書などがない話だけでは信頼性と資金力を証明できないので、事業をスタートできないことになります。大きな計画になればなるほど、会社の人の信用はとても大事なものであることが分かります。
事業のスタートを切るためには信用を証明するか、資金力を証明するかのどちらかが必要となることの指摘がありました。但し、大きな事業計画は日本の常識では測れないので、疑いすぎることで時期を逸することも多々あるようです。外国は判断が素早く日本では考えられないスピード感があります。進出や投資を決めることに慣れており、日本のように遅々として進まないと中止もあり得ます。但し、こちら側の熱意と誠意を示すことはとても重要です。熱意がなければ決断はしてくれません。相手にとっても事業パートナーとしての信頼を測っているので、信頼できる相手であることが事業を進める条件であることは同じです。
尊敬する経営者は「一流と仕事をしなければなりません。一流であることを見抜く力も必要です。見抜けないから判断が遅くなることがありますが、判断が遅れると機会を逃すことになります。日本は判断の遅さから先端技術の分野で世界から後れを取ってきました。同じことを繰り返さないようにしたいと思います」と話してくれました。
つまり数百億円規模の事業をした人だったら分かることが、その規模の事業経験をしていない人は大きな事業のしくみが分からないので判断できないのです。とにかく前向きに進めることで判明していきますから、リスクのない範囲までは進めることが事業なのです。
事業に責任を負うことのない調査機関の調査結果や、その人と直接事業をしたことのない人の噂話で判断することは愚の骨頂です。スケールの大きな人の考え方を理解するには、ある程度の人としてのスケールが必要となります。
また資金力がある人の考えやスピードの速さに関しても理解できないことがあります。「自分が理解できないことはやらない」のではなくて、しっかりと話し合ってみることや同規模の案件に携わった経験のある事業家に話を聞いてみることが大事なことです。民間の調査機関が事業者の将来を見抜くことはありません。現在の姿を法則に従って数値化しているに過ぎないのです。自らリスクを負う投資家の視点とリスクを負わない調査機関の視点は天と地ほど違いますから、どちらを信用するのかは、判断する人のスケール次第です。
夕方から政策学習会に出席しました。最初はコロナ禍における介護医療福祉現場の状況について説明を受けました。続いて「2022年度の政策・制度要求と提言」についての説明を聞かせてもらいました。
僕からの提言として、世界的企業が求めている「RE100」の工業団地の設置や、重度障がい者施設への支援制度の拡充が盛り込まれています。次の県議会で反映できる項目は取り上げていくことを考えています。
これまで会社の職場でお世話になった皆さんへのお礼のメッセージを書きました。学習会を終えた後、職場に行ったところNさんが仕事をしていたので少しの時間ですが会話を交わしました。最近の状況としてIRや地域開発の動向の話を交わし、その後は会社にお世話になったことを話しました。一人でいると平然とできますが、皆さんと話を交わすと感慨深いものがあります。
ご縁をいただいた皆さんに深く感謝しています。ありがとうございました。