活動報告・レポート
2021年9月18日(土)
活動の原点

これまで溜まっていた資料を整理しました。過去からの資料を見て感じたことは、平成から令和に向かう時代にあって、皆さんからの支援によって市議会と県議会で活動できていることに改めて感謝したくなりました。皆さんのお陰で活動できていること、そして活動が発展していることにも氣づき、活動の輪郭が明確になって来たように感じます。

これは登壇して一般質問を重ねてきたからであり、それが記録として残っていることも要因です。活動したことは確実に記録として残されるので、無駄にする時間はありません。

夜の番組で見た中で「東京オリンピック2020」の女子バスケットチームのトム・ホーバス監督の言葉がありました。「ここはオリンピックだよ。1分も無駄にしている時間はないよ」という試合中の言葉です。ゲームを支配して残り時間から考えると「勝つこと」が決まっている試合でした。残り1分余りになって流している展開になっていた時の監督の言葉です。

選手は気持ちを引き締め直して試合の最後まで動きを緩めずに、心を切ることなく試合に挑みました。この言葉と選手の動きは感動です。議会活動も限られた時間の中でできるものです。議員であるから出来るものであって、それは永遠に続くものではないのです。過去の資料を読んで感じたことが、夜のテレビ番組の中のトム・ホーバス監督の言葉と共に感じました。「今が大事なので1分も無駄にする時間はない」ことをです。

議会活動は真剣勝負の場であり、議員にとってのオリンピックの舞台のようなものです。無駄にする時間はなく、常に登壇する気持ちを持ち続けることが必要です。常に登壇することは簡単なことではありません。大きな試合に挑み勝つためには日頃からの練習量が必要です。試合がある限り練習は続くのです。

議会で登壇することが試合だとすれば、議員にとって日常活動が練習です。練習の日の方が圧倒的に長く、活動時間は多くなります。その時間を無駄にしていると試合に勝つことはできないばかりか、舞台に立つこともできません。練習を怠ると試合で力を発揮できないからです。登壇して挑む相手は知事と部長ですから、情報量や行政知識、過去から積み重ねている経験の量は段違いです。

そこに一人の議員として議会に挑むのですから、戦うためには現場を知ること、現地で意見や要望を聞くこと。そして見聞きしたことを文章にまとめる力と、文章に心を込めることが大事だと考えています。それがなくて情報量や行政経験などの机上の対決になれば、やる前から勝負は見えています。知事や部長と議論するためには、現場で得た力、現場で得られる力を持つ必要があります。

幸いなことに新聞の和歌山版や地方紙などで報道された記事が残っています。これらを読み返すと忘れていた記憶が蘇ってきます。現場での会話や話し合いながら解決方針を見つけ出そうとしたこと。そして議会で質疑を交わして解決に向かわせる取り組みを行ったことが多々残っていることに氣づきました。これまで全力で「やっていてよかった」と思った瞬間です。

ここで取り上げたいのは、現在は休刊している地方紙の「ニュースオンライン」の宮地さんが僕を取り上げて書いてくれた記事です。温かい眼差しと優しい気持ちが表れた文章で記事を書いてくれています。「何と幸せなことなのでしょうか」。改めて議会活動と日常活動を見てくれていた人がいることに感謝の気持ちでいっぱいです。

「ニュースオンライン」「紀州ジャーナル」「和歌山特報」などの地方紙を読んで、記事として掲載してくれていることに感謝するばかりですし、取り上げてもらえる質疑や活動をしてきたことを少しだけ誇りに思います。

もっと地域の発展に貢献して多くの記事として残せるように、議会活動と日常活動を続けていきます。資料を整理していて活動の原点を感じました。