活動報告・レポート
2021年9月16日(木)
県議会一般質問
県議会一般質問

県議会は一般質問を行っています。本日も「コロナ禍における経済対策」の質疑が交わされました。飲食事業者などへの支援金に関しては、令和3年6月議会で約31億円の補正予算を組み、この9月議会の補正予算案は約20億円の規模としています。今回の事業者の支援金は6月補正予算を組んでいるのでその申請状況から算出したものです。9月議会を終えた後に準備を整えて申し込みを開始し、令和3年12月末まで受け付ける予定です。

また飲食店への時短要請に関して和歌山県は求めないことが示されました。主な理由は、和歌山県内の感染者の分析をしたところ、学校や家庭内での感染が多く、飲食店での感染は少ないことが明らかになったということです。つまり飲食店で感染者が発生するケースは少ないので時短要請の必要性はなく、時短や休業などの法に基づいたきつい制限を設けないので「飲食してもらって良い」という判断をしていることなります。

また感染症対策としての無利子、無担保の金融支援に対する返済金返済に関しては、現状に応じて金融機関が対応していると答弁がありました。現在、事業者からの要請について99パーセントは支払いの延期や分割などの希望に応じているということです。不安を和らげる効果があると思います。

また企業立地に関して知事は「コロナ禍と言っても、首都圏を除く地方の県は待っていても企業は来てくれない。ポストコロナの時代に応じた企業誘致を行いたい。企業誘致と共に従業員誘致というスタイルの活動も検討している」と答弁がありました。これはワーケ―ションやリモートワークを推奨している企業の従業員さんに、和歌山県での勤務を選択してもらおうというものです。

この質疑から理解したことは、和歌山県として時短要請は行わない。つまり緊急事態宣言を要請しないということです。ただ和歌山県として売り上げの落ちた飲食店を始めとするサービス事業者の方々に必要な協力金は支出するということになります。

緊急事態宣言の都道府県と比較して不公平感は感じるので課題はあると認識していますが、知事の見解は今回の答弁の通りです。

海底熟成ワイン

海底熟成ワインを作るために、本日、串本町の海にトルコ産のワインを沈めました。海底で熟成させたワインは半年後、一年後に取り出すことにしているので、どんな味に変化しているのか楽しみです。海底に沈めることによって短期で熟成させたワインが、年代物のワインのように深い味に変化しているのか、年月を重ねたような味に変化しているのか、ワインを引き上げる時が楽しみです。

県議会のため現地に行くことができませんでしたが、現地からの状況報告をいただいたので新しい取り組みに期待しています。

協議事項

令和4年にスタートするエンターテイメント「ディノサバイバル」の企画説明を聞かせてもらいました。この企画で全国ツアーを行うのですが現在、和歌山県はツアー対象に入っていません。子ども達が喜ぶ企画であり学習機会にもなるので企画会社と交流のある社長が「和歌山県の子ども達のためにやってください」と依頼をしたことから来県してくれたものです。

これまで和歌山県では例えば「ディズニーライブ」は見送られてきました。適切な会館、イベントホールがないことや、地元からの熱い要請がなかったことが要因です。

今回の企画は楽しみながら子ども達の学習機会となるものなので、是非とも実現させたいイベントです。子ども達の学習につながるイベントを観に行ける府県と、観ることができない県では、それこそ格差が生じます。これは都市力の差そのものですから、文化レベルを高めるためにも、他の市で開催出来ている企画なので和歌山市でできない理由はありません。招致できるかは、受け入れる県の熱意と会館側の理解によるものなので、近々説明に行くことにしています。その姿勢で決定したいと考えています。