元気な80歳のKさんと懇談の機会がありました。今朝早くに電話があり「今日、10時から会議をすることになりました。是非、来てください」と留守番電話が入っていたので、9時からの打ち合わせを終えた後に事務所に伺いました。
事務所に入ると室内に元気な声が響いていました。「私は人のために尽くすことが使命だと思って仕事をしてきました。仕事を始めて50年ぐらい経っていますが、初心は全く変わっていません。困っている人がいれば助けることは当然の使命だと心得ています。私の会社に来て下さい。面倒を見させてもらいますから。仕事はたくさんありますし、私が直接伝えますから大丈夫です。
しっかりと人生は死ぬために生きています。誰でも死に向かっているのでジタバタしても、姑息なことをしても同じです。人生はらせん階段を登っているようなものなので、その途中に出会ったご縁のある人からの紹介は大事にしたいと思います。人は生きても100歳ぐらいまでですから、やる時にやらないでどうするのですか。ビクビクしていても仕方ありません。皆さんに思いがあるのであれば応援しますから全力でそこに向かって下さい。私は80歳ですが可能な限り応援しますから安心して下さい」と元気に大きな声で伝えていました。
「Kさんらしい」と思いながら話を聞いていました。そうしたところ「片桐さんが来てくれたので、片桐さんなら私の性格が分かっているとおもいます」と振り向いてくれました。
知り合った当初から、行動力があり、やると決めたらとことんやるタイプの人で、それは今も変わっていないので「この事務所の皆さんは良い人に巡り合えた」と思いました。
仕事は誰と巡り合うか、誰と一緒に仕事をするのかが大事なことです。組む相手によって道のりも結果も違ってくるのです。声が大きくて元気なKさんとつきあうと、運も運んできてくれます。これからは、明るく元気に気持ちよく仕事が出来ると思います。
「時間はパッケージで考えるものです」と話がありました。過去と未来、そして現在の中で、人が存在していられるのは現在だけです。過去に縛られていても、未来を不安に思っても、意味がないことです。逆に過去の出来事や未来の不安に縛られて現在を不幸に思うことは、絶対に止めるべきことです。そこで過去と未来と現在を一括りにして考えることで縛られなくなるということです。
未来に不安があるなら現在の生き方を変えること。過去の出来事に縛られているのであれば現在の生き方を変えること。つまり現在こそ人生の中心であり、それ以外の時は生きられないので「今だけを生きること」を考えるべきだというものです。
時間は区分されたものではなくて継続しているので過去に縛られず、未来に憂いを感じないことです。人は過去も未来も現在も含めた時を生きているのです。
企業誘致に関して県外からの方も交えて協議を行いました。「和歌山県には統合型リゾートを目指していることや、ロケット発射場が建設され来年に初号機を発射することなど明るい展望が開けています。中央からは地方都市の動向が確認できにくいのですが、最近の和歌山県は元気だと思います。将来につながる和歌山県の取り組みを支援していきます」と話してくれました。
和歌山県の情報はこちらからも発信が必要で、特に中央に対しては強化することが大事なことです。情報によって人が動き、人が動くと情報が集まりだします。今後とも和歌山県として良い循環を作ることが大事なことです。
通学路で地元から危険を感じると指摘されていた交差点に、昨年から強く要望があったカーブミラーの設置が完了しました。1年以上の時間がかかりましたが、地元の熱意と関係者の協力のお陰で設置することが叶いました。地元からは「要望が叶った」と安心と喜びの声を届けてくれました。安心で安全な地域づくりのひとつになると思います。
大学生の夏休みのインターンシップの最終日でした。二回生の彼にとって学びの機会になっていれば嬉しいのですが。後期の授業もリモート授業になると聞きましたから、人と会う機会を設けたインターンシップが役立ったことを願っています。