活動報告・レポート
2021年9月9日(木)
トップの見極め
トップの見極め

現在進行中の自民党総裁選の記者会見の内容から、東京の専門家から連絡があり見解を聞かせてくれました。

自民党総裁イコール国のトップになる人ですから、誰よりもトップの資質が求められます。一番いけないと思ったことは候補者の一人が「森友問題は再調査しない」の主旨の発言をしたことです。総裁選に出る前は「再調査が必要」と発言していたのですが、その発言が180度変わったことに大きな問題があります。つまり権力者に近寄って支持してもらいたい気持ちが、国民の皆さんに見えていることになります。

当然、権力者もその候補者の内心を容易に見抜けますから、決して支持しないでしょう。支持しない理由は「置かれた状況によって発言を翻すような人は信用できない」からです。きっと当選して権力の椅子に慣れてくると自分が時の権利者なので、総裁選の時に受けた恩を忘れて態度を変えることになります。そんな資質の人を支援することはありませんし、トップに相応しくありません。

その時が順風であっても逆風であっても、それまでの自分の立場は変えないことがトップに求められる資質です。権力者にすり寄るために態度を変える人は、全く信用できない人だということになります。

同様に「原子力発電の問題や女系天皇の問題」に関しても、候補者になった途端に発言を変えた人がいます。前述の人と同じような資質の持ち主だと思わざるを得ません。自分が権力を得るために、時の権力者の考えに合わせる態度は信用に欠けるものです。

社会の変化や人と接して考え方を改めるのは悪いことではありませんが、その時期が大事です。選ばれるためにこれまでの自分の考え方を変えてしまうようでは、大事なことを任せられないのです。記者会見や報道された内容を国民は見ていますから、候補者の態度の変化は知れ渡ったことになります。

自分の意思で考え方を変えることや過去の過ちを理解して考え方を変えることは問題ありませんが、権力者の支持を得るために考え方を変えることは大きなマイナスです。

「信用できない人がトップに立つことはありません」

とその見解を示してくれました。

国のリーダーを選ぶ選挙なので通常よりも重く意思や信念が試されていますから、全くその通りだと思います。

感染症対策に関わる要望書

飲食店を取り巻く現状を基にして、和歌山県知事に対して感染症対策に関わる要望を行いました。飲食店からの意見や要望を基に現状を伝えると共に、県議会会派として以下の要望を行いました。

1.飲食店からの要望

和歌山県は緊急事態宣言の対象にならないのはどうしてでしょうか。感染者数のピーク時であっても要望しなかった知事の考え方を知りたいと思います。

2.会派からの要望

(1)飲食業界が置かれている状況を理解していただき、支援制度、支援金の継続をお願いいたします。

(2)感染者数のピーク時においても緊急事態宣言の要請をしなかったのは国の基準に達していなかったからなどの理由に基づくものでしょうか。
飲食業界からは緊急事態宣言地域、まん延防止等重点措置地域への要請があります。検討していただくことを要望します。

(3)今後とも「和歌山県は自宅療養をさせない」取り組みを堅持することを要望します。和歌山県では令和3年9月1日から和歌山市内のホテルでの宿泊療養を開始していますが、原則入院治療、やむを得ない場合でも宿泊療養を堅持しながら、感染症から県民の生命を護るための施策の継続をお願いいたします。

感染症対策に関わる要望書

以上の通り、和歌山県として感染防止を優先した取り組みの継続と共に、「和歌山県は自宅療養をさせない」取り組みを堅持することを要望しました。これは感染した場合、原則入院治療、やむを得ない場合でも宿泊療養を堅持しながら、感染症から県民の生命を護るための施策を継続することを依頼したものです。

また示された県外からの人流のデータから、緊急事態宣言地域の要請は厳しいものがありますが、現場の意見を知事に伝えて要望を行い、県として可能な限り飲食業を含むサービス業や地場産業への支援金措置を求めています。