活動報告・レポート
2021年8月26日(木)
人の流れ
人の流れ

和歌山市内に大阪などからお客さんが来てくれています。平時であれば嬉しいことですが、和歌山県と奈良県以外に緊急事態宣言によって飲食店の休業や時短要請が出されていることから、和歌山県内に他府県から来ている状況です。和歌山県知事が「不要不急の外食は控えて」などお願いして止めたところで、他府県から来ているので人の流れは止めることはできません。

飲食店の方から「お店を開けているのでお客さんが来た場合は、当然断ることはできません。『他府県のお客さんお断り』という理由はあり得ません。つまりお店で働く人は常に感染の危険に晒されているのです。和歌山県に何も発令されていないので他府県から人が流れ込んでいることを本当に理解してくれているのでしょうか。『大阪府から来ている』という記者会見の数字データはありますが、危険度の実態は数字とは明らかに違います。現場を知らないで数字でモノを言うことは、緊急時では間違っています。危険にさらされている現場の実態を見て欲しいと思います。私達はお客さんからの声を聞いています」などの意見があります。

大阪府から「時間を気にせず飲めて和歌山県はパラダイスや〜」と言って飲みに来ている人がいます。「お店に時間制限がない和歌山県は良いところだ。お酒の制限もないのは凄い」と熊本県から出張に来ていた人の声があります。

これらの言葉は褒め言葉なのでしょうか、逆なのでしょうか。判断に迷うところです。ただ人の流れが止まるのではなくて、水が高いところから低いところに流れるように、他府県から和歌山県に人が流れ込んでいるのです。

これら現場での危機感を訴え続けているお店の方の声を、県政に反映できるよう取り組みます。

令和会

毎月開催している勉強会「令和会」に出席しました。今回は感染症対策について話し合いが交わされましたが、僕からは「和歌山県の将来のために必要な取り組み」の説明を行いました。和歌山県の将来に必要なものは新産業の立地とそれに伴う人材育成と雇用創出、そしてアジアに開かれた和歌山県を実現することだと考えています。先日、和歌山大学の秋山教授から「5年を目標にすべきです」とアドバイスをもらったように、着手してから5年以内の実現を目指した取り組みを行っているところです。

これ以上長引く政策は実現が厳しくなると考えているので「10年先に実現」や「来年にでもきっかけがあれば良い」とは考えていません。可能な限り早期に、そして5年以内の実現を目指しています。令和会の皆さんの支援をお願いして、来月も進捗状況を説明することにしています。先輩からの意見とアドバイスを頂戴しながら進めていきます。

また感染症対策に関して「関西の他府県に緊急事態宣言が適用されているのに対して、和歌山県と奈良県が適用されていないのは、両県の知事は適用しなくてもまん延しないと自信があるからでしょう。人の流れを止めることなく規制をかけることなく感染症を収めようとしている名知事なのでしょう。関西の中で和歌山県知事と奈良県知事は国の施策に頼ることなくやっていることが凄いですよ」との意見がありました。

これは感染症拡大に関してもう施しようがないことを言い表した言葉です。最後に「知事は事態を収めるためにどんな考えを持っているのか聞きたい。私達には分かりません」との意見がありました。

障がい者支援

障がい者デイサービス施設を訪問しました。重度障がい者が生活している施設の状況を視察して意見交換を行いました。「生きていること」が大変な方がいます。支えているスタッフがいますが、仕事と割り切ってできるようなものではなく「この人を支えよう」と思う懸命な姿勢があってできていることです。これは並大抵の仕事ではないことが分かります。

管理監督箇所の皆さんには、障がい者施設の現場で起きていることを知ってもらって支援をお願いしたいと思います。役所の規則ではなく、障がい者が生きていくために必要な支援をしてくれることを期待しています。