和歌山県でも感染拡大が続いています。飲食店経営者からは「緊急事態宣言を要請して欲しい」との願いが届けられています。「地元のお客さんが来られなくなっています」「知らないお客さんは断っています」「大阪からのお客さんが増えているのでお店を開けることが怖いです」「新内はデンジャラスゾーンですから、近寄りたくない場所になっています」などの意見を伝えてくれました。
飲食店をやっている人も働いている人も「新内はもう怖い」と言うほどになっていることに驚きます。これらの言葉から和歌山市の繁華街は、安心して働ける環境、安心して外食できる環境は失われているように感じます。
「知っているお客さんには来てもらいたいですが、用心しているので来られなくなっています。代わりに県外からのお客さんが来るようになっているので『申し訳ございません。私共のお店は馴染みのお客さんに限定しているのです』と断っています」ということです。あるお店では、知らないお客さんが増えていることから「怖いので休業にしています」ということです。
感染拡大が続く中、毎日のように「一日も早く緊急事態宣言の要請をして欲しい」という声が届けられています。「何を考えているのですか」「知事は現在の繁華街の現状を見て県外からの流入を放置しておくのですか」「やはり飲食店のことは全く考えてくれないようですね」などの意見を聞かせてもらっています。
「何故、国に対して緊急事態宣言を要請しないのか、知事の考えを聞きたい」との声が日増しに高まっています。県民の皆さんの声を聞くことが県政であり、現場の実態を把握して対応することが県政ですから、苦しい状況にある事業者の皆さんのための県政であるべきです。皆さんの声を反映させることを目指しています。
また「今日の感染者は90人。昨日は84人だった。怖いね」の挨拶と会話が続きました。それまでの二日間も遡ると64人、67人と感染者が増えていますが、流石に和歌山県で91人や84人の感染者は緊急事態であり驚きのレベルです。感染者も入院患者も増えているので利用できる病床も限られてきました。感染増を抑えられていないことや病床が逼迫していることから「お願い」から緊急事態宣言要請へと向かうべきです。
数字も重要ですが、そこに現場の皆さんの意見を聞くこと。現場の実態を見て回ること。現場と接点のある議員の意見を聞くことなどを求めたいと思います。数字と声を合わせて和歌山県の置かれた状況から「早急に国に要請すべき」との判断を求めていきます。 歓迎会、送別会、職場や友人との懇親会などほぼ全ての懇親会は中止となっています。県庁や市役所などの職場を見ればわかることです。
一部ですが飲食店経営の方から「デンジャラスゾーン」と言われるようになっているように、繁華街から歩く人が消えています。今春の段階で既に限界に達しているお店の方の置かれた状況は「限界を通り越している」とも感じます。
会場となる和歌山ビッグ愛で明日の記念講演会の準備と会議を行いました。記念講演会と記念式典の進行と役割分担と注意事項などを話し合いました。近畿と北信越の龍馬会メンバーも和歌山ビッグ愛に来てくれますし、外務副大臣や坂本家十代目も来県してくれます。皆さんに和歌山県誕生150年、和歌山市政130年、そして陸奥宗光先生乃像建立50年の歴史を伝えたいと考えています。
歴史を語れる県であることは誇りであり、外務副大臣や龍馬会の皆さんと一緒にお祝いしてくれることを嬉しく思います。
飲食店を訪ねて意見を伺っています。関西では和歌山県と奈良県以外の府県に緊急事態宣言やまん延防止重点措置が発令されています。飲食店の方からは「和歌山県は緊急事態宣言の対象にならないのか」「どうしてならないのですか」「国に要望しようとしない知事の考え方を知りたい」「現場の状況を知ってくれていますか」「お客さんが来ないことや県外から人が来ると怖いので休業しています」という声が届いています。
「お願い」だけでは限界があると思います。事業者の意見を届けますので、聞いてくれることを願っています。