活動報告・レポート
2021年8月17日(火)
和歌山フロリダ会
和歌山フロリダ会
和歌山フロリダ会

和歌山フロリダ会とフロリダ和歌山文化協会がリモートコンサートを主宰しました。和歌山市内の保育園の子ども達に音楽を楽しんでもらおうと企画したもので、フロリダ和歌山文化協会がオーランドの会場からバイオリンやチェロ、ビオラの演奏を行っている様子を和歌山市内の子ども達に聴かせてくれました。和歌山県とフロリダ州はオレンジパートナーシップ協定を締結して交流を約束しています。しかし現実は交流機会が少ないうえに、新型コロナウイルス感染症によって交流機会を逸しています。

オレンジと名付けているように和歌山県のミカンとフロリダ州のオレンジなどの農産物で交流しようということから経済交流と文化交流を求めてきました。ただ和歌山県とフロリダ州の移動距離の長さなどから実効性のある交流機会は多くありません。

そこで令和2年11月に民間でリモート会議を持ち、和歌山フロリダ会とフロリダ和歌山文化協会で双方の観光や経済状況の説明と意見交換を交わした後、新たに「協定書」を締結したのです。民間組織として和歌山県とフロリダ州の交流を行おうと両者で確認を行い「協定書」を交わしたのです。

その「協定書」に基づいた交流の第一弾となる企画を実施したものです。市内の保育園の理解と協力を得て、子ども達にフロリダの皆さんからの音楽を楽しんでもらおうとしたものです。保育園の教室をお借りしてリモート演奏を聴いてもらい、その後園児達にお絵かきをしてもらい、フロリダ和歌山文化協会に届けることにしました。

和歌山フロリダ会

子ども達に向けた演奏は「三匹の子豚」で、フロリダの皆さんのカルテットの演奏を聴いてもらいました。物語のアナウンスに合わせて演奏を進行させ、ユーモアたっぷりの楽しい演奏を聴かせてもらったのです。

園児達は演奏を聴いて「さぁ、演奏を聴いて思ったことをみんなでお絵かきしましょう」と伝えたところ、画用紙と色鉛筆で早速描き始めました。その素直さと音楽を感じ取る心に感心しました。「大人だったら『三匹の子豚』の演奏を聴いたことを描くことは難しいよね」と。

こども達の自由な心が画用紙に作品を描かせているように感じました。楽器や三匹の子豚、そして演奏の光景などを感じたままに描いてくれました。決して大人には出来ない作品作りだと感じました。

国際の仕事をしている役所の職員さんからは「高校生同士の文化交流はあるけれど園児が参加した国際交流は初めてではないでしょうか」というものでした。昨年、協定を交わした時「来年は文化交流を行いましょう」と話したことを思い出して、「リモートの形式で実行できて良かった」と思いました。通常であっても園児がフロリダ州に行くことは容易ではないからです。 
感染症が収まっていないことからリモートで音楽を聴くことが出来たのですから、民間交流ならではのフットワークの軽さと企画となったと感じています。

和歌山フロリダ会

昨年のリモート会議の場で僕からは「形式的ではなく実効性のある交流を行いましょう」と提言し「オレンジと音楽などの文化、そして和歌山県にロケット射場が完成することから宇宙を切り口に交流機会を創りましょう」と伝えました。その後フロリダ和歌山文化協会の皆さんとリモート会議の機会を持ちNASAも紹介してもらっています。まだ「是非フロリダにお越しください」という依頼に応えられていませんが、リモートで文化交流の機会を持てたことを嬉しく思います。両市長からのビデオレターでも紹介されたように、市長を含めたこれからにつながる交流機会となりました。フロリダの皆さんの演奏をリモートで聴くことができたことを嬉しく思いますし、この次、そして将来の国際交流につながったと考えています。

高校の問題

県内の市立高校の今後の方針について提言と話し合いを行いました。少子化と中学生の進路希望の変化などによって定員割れの高校があります。市の予算負担が嵩んでいることから同校は廃校が決定していますが、教育者と生徒を守り、伝統を引き継ぐための受け皿の必要性を話し合いました。 この後は和歌山県教育委員会の課題へと変わりますので、同教育委員会と話し合うことを考えています。

感染拡大

和歌山県でも感染拡大が続いているので、今後に関して飲食業界の意見を聞かせてもらいました。
全国で緊急事態宣言やまん延防止特別措置の適用を要請して感染を抑える、そして飲食業界の窮状を救う対応をしている府県があります。関西では和歌山県と奈良県以外の府県にいずれかの適応がなされています。和歌山県だけが発生しないことはありませんし、増加傾向にあることから感染の抑制と影響を受ける事業者の支援のためにも、和歌山県としても国への要請が必要ではないかと話し合いました。

インターンシップ二日目

大学生のインターンシップ二日目は和歌山フロリダ会によるリモート演奏会、飲食組合役員との意見交換、そして教育委員会との協議に同行して現地で学んでもらいました。

大雨の不安
大雨の不安

大雨による冠水の影響を受けている地域に出向いて、大雨に不安を感じている方と話してきました。不安を抱えたまま夜を迎えることは好ましくないので、不安を和らげるよう対応策を伝えました。