活動報告・レポート
2021年8月13日(金)
ワクチン接種と言葉
ワクチン接種と言葉

つくづく言葉は大事だなと思いました。ワクチン接種を終えて待機している時、看護師さん達が声をかけてくれるのです。「大丈夫ですよ」「これまで多くの人が接種を受けています。多くの人は翌日に痛みなどの症状がある事例がありますが、その翌日には痛みが引いているので心配いりませんよ」「人によって症状は様々です。筋肉痛の人、注射をした腕が痛んであがらないこと、下痢や発熱、倦怠感などがあります。中には重力を感じて身体が重くなる人もいますが、直ぐに元に戻りますから安心してください」などの経験則を伝えてくれるのです。待ち時間は15分ですが、看護師さんの言葉はその間の不安を和らげてくれる作用があります。感染症対策としての直接的な行為はワクチンの注射ですが、間接的に効果があるものは医療従事者の言葉です。

笑顔で安心できる言葉を伝えてくれることは、接種を受ける人にとってとても大事なことだと感じました。安心感が増すことは巷で言われている雑音を消してくれるからです。患者さんと向き合うことが安心感であり信頼につながっています。

言葉は用い方によっては安心を与えてくれるものですし、誤って伝えると不安につながります。今回の看護師さんのように、専門家は安心につながる言葉を使って当該行為の結果を伝えて欲しいものです。安心か安全かによって一日のあり方が違ってきます。
看護師さんが明るく丁寧に説明をしてくれたので、安心して接種することが出来ました。言葉は安心を運ぶツールになります。

資料の整理

資料の整理をしたところ、不要な資料がたくさんありました。集まった当時は貴重な資料だったのですが、月日の経過と共に不要なものになっているのです。資料とは情報ですから鮮度が落ちれば不要になっていく性質を持っています。今も昔も情報は戦いを先制するため、また戦略を練るために大事なものです。現代であればビジネスにとって情報は人、モノやお金と並ぶ大切な資源になっています。そんな大切な情報であっても時間の経過と共に価値は低下していき、やがて不要になっているのです。仕事にはスピードと正確さが求められますが、現代社会はスピードが優先されるように感じています。ミス情報や誤情報は役に立ちませんが、多少修正や裏取りが必要な情報であっても把握していないよりは全然良いのです。情報がなければ戦略も立てられないし、進むべき方向が分からないので動けません。現代社会は、特に早く情報を得ることが優先されているのです。

ですから時期を逸してしまった情報やインターネットなどで把握できる情報などは価値が減少しているので使えなくなっています。必要な情報は人から得ること、できれば第一次情報を得ることが大事なことです。資料の整理をしていて、使えなくなった情報を処分しながらそう思いました。

観光資源

今秋に開催予定の観光事業者との研修会について協議を行いました。他の市の担当者と会って懇談することは勉強になります。それは、どの市町でも観光資源はありますが、観光客への伝え方は様々だからです。それほど有名ではない観光場所に行って気づくことは「地元に住んでいる人は『それ』に関心がない」ということです。聞いてみると「学校で習ったかなぁ」「地元でここを訪ねる人は少ないですよ」というものです。観光関係者以外の人にとって観光資源ではないと感じている文化や歴史がありますが、訪ねた人にとっては「凄い資源」であることがあります。
他の地域から訪ねてくれた方からの視点は、地域資源を見直す視点になります。他の観光資源を訪ねることは和歌山市の観光資源を見直す契機となるものです。夏以降、今後の感染症の状況を鑑みながら対応していきます。

その他
  • 令和3年8月21日に開催する予定の記念事業に関する協議を行いました。事前準備を進めています。