これからの県政について説明を行いました。皆さんからは「希望の持てる和歌山県」「希望のある和歌山県」「故郷は凄い県だと言える和歌山県」「子ども達が働ける和歌山県」などの話を聞かせてもらっています。多くの人がそう言っているのは「現状がそうでないからで、将来も変わらないと思っている証拠」だと考えています。確かに現在の延長線からは将来の希望は見えないと思うかもしれません。東京や大阪と比較するのではなく、他の地方都市と比較しても「和歌山県はどうなっているのですか」と質問があるほど、県の将来展望と現在に動きを感じないと言うことです。
そこで本日は事業者の方に対して、和歌山県に将来の展望を感じる説明を行いました。説明を終えた後に「和歌山県の発展につながるものだと感じます。ぜひ実現してください。できることはやります。県内の多くの町では働くところがないので企業に来て欲しいと切に願っています。後々には県内の町にも誘致して欲しいと思います」と反応をいただきました。
これまで何度も記していますが、何時の時代でも世界、日本が取り組むべきキーワードがあります。現代は「カーボンニュートラル」「RE100」「宇宙と人工衛星」「半導体」「デジタル社会」「6Gと衛星携帯」「水素」などがキーワードです。これらを実現するための施策を実行することが求められているので、為政者は重点志向すべきです。
和歌山県は全てを受け入れて実現出来る環境とインフラを持っていますから「やります」と力強く宣言するだけで良いのです。他の県の動向を考える必要は全くありませんが、スピード感を持たなければスタート前で躓いてしまいます。
世界は24時間動いていますから、和歌山県として平成29年度から10年間の道しるべとなる新たな長期総合計画にある「本県のもつ優れた特色(強み)を積極的に生かして県政を発展させていく姿『世界とつながる 愛着ある元気な和歌山』」を目指すためには、せめて世界の基準に対応する必要があります。24時間とは言いませんが、速度感は対応すべきことだと思います。
今日のリモート会議で「世界の市場は土曜日も日曜日もありません。しかも24時間対応しています。日本の『お盆』の習慣は認めますが、大事な案件がある時などは場合によっては対応が必要だと思います」と話を聞きました。
和歌山県長期総合計画にある「和歌山の魅力ある産業や文化が、世界と直接つながり注目されている姿」を本気で目指すには、世界の人と接点を持ち仕事をしなければなりません。人とつながらないのに世界とつながることはありませんから、相手の持つ価値観や考え方、仕事の速度は尊重する必要があります。勿論、和歌山県とつながりたいと思っている世界も、日本、そして和歌山県を尊重してくれていますから、それに合わせることも必要なことです。
某組織の支部定期大会が開催され、来賓としてお招きをいただきました。コロナ禍で制限を加えている中、挨拶の機会までいただいたことに感謝しています。定期大会があるということは役員改選もあるので、退任される役員の方々と新しい体制の役員に就任する方々には大きな転機になるものだと思います。置かれる立場が変われば果たすべき役割も責任も違ってきます。責任ある立場に立つことは、役員と協議を行って最後は自分で決める覚悟を持つことです。
責任と覚悟がトップの資質であり、新役員はそのことを求められますし、退任される役員は安堵すると思います。但し役員として活動、活躍できる期間は決して長くないので、限られた月日の中で決断する案件が発生すれば覚悟を持って態度を決めるべきです。
定期大会は責任の所在を決める場であり、承認してもらった限りは覚悟を持って任務に当たって欲しいと思います。案内いただいたことに感謝しています。