活動報告・レポート
2021年8月5日(木)
外務省から寄贈された桜の木
外務省から寄贈された桜の木
スケートボード

和歌山市の岡公園には「陸奥宗光先生乃像」があります。令和3年、建立50周年を迎えていますが、今から50年前に和歌山県誕生100年、和歌山市政80年、そして明治100年を記念して建立されたものです。それ以降、私達、和歌山県民を見守り続けてくれています。 和歌山市内の子ども達は岡公園に遊びに行った経験があったと思いますし、公園に行くと今も変わらない姿を見ることができました。

そんな先生乃像の横と背後に外務省から譲り受けた桜の木を植樹しています。この桜の木が岡公園に植樹された経緯は「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」のホームページが詳しいので、一部抜粋して記載します。
平成28年、同実行委員会は「岡公園の陸奥宗光先生乃像のたもとに外務省の桜を植樹したい」と依頼しました。当時、岡公園は整備され、近くを通る三年坂からも陸奥宗光先生乃像が見えますが、以前はこの前に児童女性会館があったため通りからは見ることができませんでした。それ故に草なども生え、手入れが滞った状況が続いていたようです。
周辺の整備が進むにつれ、この像周辺も綺麗にして改めて陸奥宗光伯を顕彰するために外務省にある桜の木を承りたいと依頼をしたのです。
しかし外務省からは「桜の枝一本とはいえ国の財産の一部であるので簡単にお譲りするわけにはいかない」と返答があり、当初、いただくことは困難でした。
しかし当時の岸田大臣は「わが国の外交官や外務省の職員は陸奥宗光伯に対して最大の敬意を抱いている。まさに近代日本の外交の祖としてその偉業を讃え、前庭にまた大臣執務室に唯一の人物として像が置かれている。その陸奥宗光伯の郷土の方々が顕彰のためにとのお申し出なら喜んでお分けしましょう」と快諾をいただき、和歌山市に寄贈されることになったのです。

外務省から寄贈された桜の木

平成28年11月10日、外務省飯倉公館にて「世界津波の日」の制定を祝うレセプションの場で、岸田外務大臣から和歌山市の尾花市長に桜の木が贈呈されたのです。
翌年の平成30年3月21日、外務省から贈られた桜の苗木を「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」が陸奥宗光先生乃像の裏に、同会主催の勉強会に参加した小中学生や関係者ら約50人で植樹したものです。この時、僕も参加して植樹を行いました。
外務省から寄贈された桜の木であり、その経緯を知っていることもあり、その後も大切に育ててきました。
そして令和3年8月21日に開催を予定している「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年『陸奥宗光先生乃像』建立50周年記念」事業の打ち合わせのため岡公園に行ったのです。西日を浴びながら凛々しい姿の「陸奥宗光先生乃像」が変わらずにあり、横に植樹されている桜の木も若葉の姿を誇っていました。

8月21日は岡公園で記念事業を挙行いたします。式典が無事に進むことを祈りつつ、これからの時代も和歌山県が繁栄することを願いました。この場所は誇りと責任という言葉がとても似合います。誇りと責任感を持つ人は堂々として日頃の自らの活動を報告できますし、そうでない人は像の前に立つことは出来ないと思います。

外務省から寄贈された桜の木

岡公園の「陸奥宗光先生乃像」を囲む外務省からいただいた桜の木が成長し、外務省と同じような光景になる日を楽しみにしています。日本の花である桜が外務省と和歌山市を結んでいることが県民の誇りであり、和歌山県が誇りと責任を持ち合わせて将来に向かっていることを示唆しています。

そんな思いを持って「陸奥宗光先生乃像」の前に立ち、緑に映える桜の木を眺めました。岡公園で誇らしく成長している外務省の桜の木に関しては、後日、さらに報告することにします。

飲食店のコーヒー

飲食店向けの県の助成金制度について説明を行っています。訪問したお店では「暑い中、来てくれたのですか。冷たいコーヒーでも飲んでいってください」と歓迎してくれました。「暑いから無理はしないように。いつでも立ち寄ってください。飲み物を用意していますから」と話してくれました。ありがとうございます。暑い中、この言葉に癒されます。