活動報告・レポート
2021年8月4日(水)
スケートボード
スケートボード
スケートボード

東京オリンピックのスケートボードの女子パークで、和歌山県岩出市の四十住さくら選手が金メダルを獲得しました。優勝、そして金メダル獲得おめでとうございます。決勝での果敢な攻めで素晴らしい結果を残してくれました。一回目で60点越えを果たしたことから、出場選手の目指すポイントが高くなり、競い合った決勝になったと思います。全体のレベルを引き上げてくれたこと、その中で勝ち抜いたことを心からお祝いします。

スケートボード人口は和歌山県でも多く、以前、和歌山県スケートボード協会から「県内で練習場を設置して欲しい」と要望がありました。同協会から和歌山県や和歌山市に要望に行っても、署名を集めて提出しても反応が乏しく、練習場設置は悲願であり、しかし遠いものになっていました。そんな時、片男波自治会長から「片男波公園や堤防でスケートボードの練習をしている若者たちがたくさんいます」と聞きました。彼らと話をしたところ「練習場がないので片男波で練習をしています。JR和歌山駅前や道路、公園で練習をしていると『うるさい』『邪魔だ』など言われて練習すらできる環境がないのです」という話がありました。

そこで同自治会長から相談があり、同協会の皆さんを始めとする方とお会いして現状と要望を聞かせてもらいました。「練習場が欲しいのです。練習する場所がないので道路などで行っていて迷惑になっています。何とか県で作って下さい」という要望を聞きました。もう十年以上も要望活動をしていたのですが、実現しないどころか行政に「相手にしてもらえていない」状態だったので、「東京オリンピック開催の2020年までに完成させることを目指して活動しましょう」と提案しました。
その時は同協会の方でさえ「そんな短期間でできるはずはない」と内心は思っていたと推測していますが、「2020年を目標にする」と決めて活動を再スタートさせました。片男波公園に見に行ったことや署名活動も行いました。
そして平成30年2月定例会で「スケートボードについて」の一般質問を行ったのです。

一般質問の冒頭は「東京2020オリンピックで正式種目となり、全国的に注目が集まっている競技がスケートボードです」と始めました。途中「東京2020オリンピック開催までの機会を逃すと、この先長く和歌山県にスケボー文化を定着させることが難しいと危機感を持っています」と区切りを示し、「若者文化を理解して家族、友人、そして当該地域の人達のコミュニケーションの場としてスケボー練習場の整備を求めたいと思います」と続けました。
最後に「東京オリンピックを目指している選手は今、努力の真っ只中です。スケボーで2020の東京オリンピックを目指している和歌山県内の選手がいます。もし出場を果たした場合、現在の努力の過程が全国に伝えられることになります。その時、和歌山県がスケボーに理解してくれた、練習場を整備してくれたと言ってもらえるようにして欲しいと思います」と一般質問で質しました。
仁坂知事からは

ご指摘のように、スケートボードは、東京オリンピックの正式種目になったことにより、ますます関心が高まっており、今後、楽しむ人も増えると思われます。スポーツということのみならず、新しい若者文化の振興にもなるというふうに確信をいたします。
そのような中、スケートボードを練習できる場所の確保は、県民のスポーツの振興とか賑わいの創出という観点から、非常に有意義であると考えております。
スケートボード練習場の整備を検討するに当たっては、場所のみならずですね、施設の管理主体は誰が担うのかとか、利用料を含めた施設を維持するための費用をどう確保するかとかですね、施設を運営していくためのスキームづくりが必要ではないかというふうに思います。作るのよりもですね、むしろこういうことを愛好者の方々と一緒になってですね、考えていくことが大事なんじゃないかな。とはいえ、県庁といたしましては、こういう新しい風にはですね、積極的に関与していきたいなとそんなふうに思っております。

と答弁があり、その後、県教育委員会と和歌山県スケートボード教会で協議を続け、建設のための予算を確保し練習場の設置へとつながったのです。

金メダルの知らせを受けて、平成30年3月の県議会の質疑を懐かしく思い出しました。平成30年は2018年ですから、2020年に間に合うギリギリのタイミングだったと思います。東京オリンピックで和歌山県の選手が金メダルを獲得したのですが、和歌山県に県の練習場がないという事態は避けられました。今思うと、よくぞ練習場を設置できたと思います。

これからもこの練習場から将来のオリンピアンが誕生することを期待しています。

陸奥宗光伯パネル

和歌山県立博物館を訪ね所有している「陸奥宗光元外務大臣」のパネルを見せていただき、15点をお借りしました。このパネルは令和3年8月21日の「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年『陸奥宗光先生乃像』建立50周年記念」事業で会場に展示して活用することにしています。記念事業の趣旨を理解していただき、快く貸してくれた県立博物館に心から感謝しています。このように皆さんの協力を得ながら、良い記念式典に仕上げる準備を整えています。