活動報告・レポート
2021年7月30日(金)
夏越の大祓
起業家

後輩の経営者と懇談する機会がありました。彼は和歌山市出身で大阪を拠点に首都圏まで事業領域の拡大と共に、主として阪神間で事業展開しています。今では信頼を得て電鐵からも進出の要請を受けているほどになっています。彼は次世代の事業家を目指すために会社設立を2000年1月1日として登記しています。
当時、彼から「来年、2000年に会社を設立して21世紀が求める仕事をするために会社を作ります」と抱負を聞かせてもらったことを覚えています。その気持ちの通りに和歌山市から大阪市へと進出を図り、阪神間と首都圏にまで事業展開をするに至っていることを嬉しく思います。

電話での話でしたが「コロナ禍ですが私の事業は順調です」と期待通りの話をしてくれました。
ただ「感染症対策には気を配っています。私が交流している経営者の1/3ぐらいの人は新型コロナウイルスに感染した経験があります。周囲の感染確率は高いので気を配りながら仕事をしています。感染率が高いのは、私達のような小さな会社の経営者は自分で相手の会社と交渉することが多いので、自ら動く経営者は感染リスクが高いと考えています。その分、対策を行っていますし、気配りをしています」という話を聞かせてもらいました。

自ら動く人ほど感染リスクが高まるのは納得できますから、より気をつけて行動することが必要です。和歌山市出身の後輩が経営者として会社を設立し、規模を大きくしている姿に接することは嬉しいことです。これからも応援しています。

助成金説明

和歌山県の施策である「飲食店感染拡大防止対策助成金」の説明のためお店を訪ねました。「全国も和歌山県も感染者が増加しているので、お客さんがまた止まりました。また大変な状況になっています」と話してくれました。

丁度、お店に来ていたお客さんは「片桐さんに会えて嬉しいです」と言ってくれた後「私は飲むことが好きなので毎日のように外食していますが、この半年ぐらいは私でさえアルコールは控えています。お酒が好きで飲みたいと思っている私でも飲まないです。こんな人が多いでしょうから、お店は大変だと思います」と伝えてくれました。

飲食店を取り巻く環境は依然として厳しく「この先が不安です」という声も聴いていますから、同じように経営環境が厳しい中、感染症対策を行いながらお客さんと接する姿に感銘を受けました。お店の方とお客さんとの信頼関係があるので、お店も地域社会も成り立っていることを感じました。この地域で築かれているコミュニティを崩すことがあってはなりません。この助成金も経営の一助として活用してもらって、困難を切り抜けることを願っています。

夏越の大祓
夏越の大祓

伊太祁曽神社の「夏越の大祓」に行ってきました。夏の時期ですが奥宮司の講話と清らかな気持ちに接して、境内は涼しげに感じました。

この「夏越の大祓」は私達の先祖が「いのちのよみがえり」を図り活力を得ようとした神事で、旧暦の6月の晦日に行われてきた伝統的な行事だと紹介してくれました。
更に生かされていることへの感謝と喜びを噛締めながら先人の知恵をいただき、身を清めることを願ってのものです。伝統的な行事に参加すると、歴史が紹介されるので知識を得ると共に参加したことで感じられる現場の空気があります。知識と経験は知恵を得ることになりますから、引き続いて参加する機会を大切にしたいと考えています。
大祓では境内に設置された輪を三度くぐります。輪をくぐることで清められていくことになります。地元の人は「この幟を見ると夏が来た」と感じるほど地元の伝統として現在に継承されています。今回、参加して身を清めたことで、心身ともに蘇りの道を辿るように感じます。暑さ本番ですが行動することで乗り切っていきます。