活動報告・レポート
2021年7月4日(日)
ゴミ拾い
ゴミ拾い

メジャーリーガー大谷翔平選手の行動が話題になりました。このことを知らなかったのですが、実際にあった話を聞いて感動しました。

話題になったその記事を引用します。

6月17日の本拠地タイガース戦。四球となり一塁へ向かう途中、大谷がさりげなくした“ゴミ拾い”。実際のシーンを公開した米メディアには、称賛の声が寄せられた。打って投げて、圧巻の活躍の最中にも気配りを忘れない。初回の第1打席、大谷が四球を選んだ場面だ。肘当てなどを受け取りに来たボールボーイの肩を優しく叩き、一塁へ歩き出した。すると、数歩行ったところで視線を落とし、何かに気づくとさっと拾い上げ、そのまま左ポケットに入れた。どうやらグラウンドに落ちていたゴミを回収した様子だ。大谷は平然としたまま、3冠王の一塁手カブレラがいるベースまで歩いて行った。

というものです。

このゴミを拾うことに関して大谷選手は「人が捨てた幸運を拾っている」と答えているようです。
本当に凄い言葉ですね。ゴミを拾うことは簡単なようですが、できることではありません。つい見過ごしてしまうことや、気づいているけど人目を気にして拾わない、拾えないことがあります。

大谷選手は落ちているゴミに気づいた時に拾うことは当然の行為として思っている。コメントを知るとそれ以上のことだと思っているようです。

ゴミを拾うことは人が捨てた幸運を拾っていること。こんな考え方をしている人がいるんだと思うと同時に、メジャーリーグの試合中にでもゴミに気づいた時は拾うことを実践していることは日本人の誇りです。

「ベンチ内の姿を見てもチームメイトから好かれていることが分かります。人に好かれることが最も大事なことです」と話してくれた経営者がいます。仕事が出来る。技術がある。凄いことですが人に好かれることは更に凄いことなのです。日本人がメジャーリーグで活躍してくれることは嬉しいことですが、品格やマナーも見に付けている選手がいることは日本人の誇りです。日本人が世界に誇れるものが品格でありマナーの良さ、思いやりの心です。清に地球環境や平和に資するものはこの日本人の持つ価値だと思います。

敵や味方に関係なく選手やファンから慕われている大谷選手ですが、それは日常の心構えにあると思います。小さなことを続けることが大きなことを成し遂げるたった一つの方法だとイチロー選手が言いましたが、歴史を刻んでいる日本人のメジャーリーガーが同じ道を歩んでいるようです。凡事徹底は真面目で堅実な日本人の心構えだと思いますが、それは決して小さなことではなく大きな事を成し遂げるために必要な日常の行為だったのです。 大谷選手の言動で日本人が持っている価値をアメリカの人が知ってくれたなら、両国がリーダーとなり世界平和も地球環境保全も進展すると思います。

佐々木正さん

元シャープ副社長の佐々木正さんと会ったことのある方から話を聞かせてもらいました。「ロケットササキ」と呼ばれていた技術者だったことを知りました。若き日の孫正義さんやスティーブ・ジョブズさんが佐々木さんを頼って会いにきたそうです。佐々木さんは孫正義さんに1億円の支援をしたということです。佐々木さんの支援がなければ「ハイテク技術の将来は変わっていたかもしれません」という話でした。

佐々木さんの部下として仕事を行い、その意志を引き継いだ技術者がシャープにいて、今もその話を聞かせてもらっているようです。「一度、話を聞きに行きませんか」とお誘いをいただきました。伝説の人物に会ったことのある人が奈良県にいるので、是非、会いたいと思いました。

強い意思は受け継がれていき、そこからまた伝えられていきます。偉人の話を聞かせてもらうことは勉強になるものです。