令和3年度和歌山県飲食業生活衛生同業組合総会の案内をいただき出席しました。理事長、副理事長、顧問の皆さん、そして組合員の皆さんと交流の機会をいただいたことに深く感謝しています。組合員の皆さんはコロナ禍で厳しい環境ですが、明るく前向きな姿勢で本総会に挑んでいました。「何かとやっていますから大丈夫です」「県からの支援金は有り難いことです。支えられていることを感じています」「この時期を乗り切って『紀の国わかやま文化祭2021』を盛り上げます」などの意見を聞かせてもらいました。
総会では理事長の挨拶、和歌山県からの挨拶に引き続いて、組合の顧問団の挨拶をさせていただきました。挨拶の趣旨は次の通りです。
皆さんこんにちは。第54回の通常総会・総代会のご盛会を心からお祝い申し上げます。日頃から田中理事長を始め、役員の皆さん、代議員の皆さんにお世話になっていることを合わせて感謝申し上げます。昨年来の厳しい環境下にあっても組合員の皆さんは懸命に店舗運営をしてお客さんのために尽くしている姿勢に敬意を表します。
さて令和3年6月和歌山県議会は先週で閉会しました。この議会では、飲食店を始めとするサービス業の皆さんの支援のため補正予算を成立させています。支援制度の詳細は来週、水曜日以降に公表するために制度設計をしているところですが、一店舗あたり、規模に応じて15万円から60万円の支援を予定しています。是非とも支援制度を活用して欲しいと思います。但し今回は、和歌山県から感染症予防対策認証を受けていることが条件となります。既に皆さんは県の認証を受けられていると思いますが、制度を活用するために漏れのないようにしてください。
また7月下旬になると思いますが、もう一つの支援として感染症対策支援制度を設計しているところです。これも県議会で補正予算を可決したことで制度を作ったものですが、空気清浄機やアクリル板など、お店の感染症対策に必要な機材購入を支援するものです。2/3の補助率で最大30万円まで支援されますので、これも感染症対策として活用して欲しいと思います。詳細は来月末頃になりますので、組合を通じて周知させていただくことになります。
和歌山県として飲食店の皆さんの支援を継続して行っているところなので、必要条件を整えて活用をしていただきたいと思います。
そして資料としてお配りしているペーパーが令和3年6月県議会一般質問で取り上げた質疑の概要です。知事と「コロナ禍における飲食店などへの支援の不公平を解消すること」を議論しています。皆さんも同じだと思いますが、緊急事態宣言が発令されている都道府県と、それ以外の県との協力金の不公平さ、格差に怒りの感情を抱いています。毎回、毎回、不公平感のある支援金を支出し続けていることに対して、知事から3月以降、政府に不公平を解消するよう求めています。地方の県も緊急事態宣言の都市と同じように大きな影響を受けています。全国ニュースで報道されていることから、多くの人は飲食店に行くことを避けるような行動になっています。
これは緊急事態宣言対象都市でもそれ以外の都市でも全く同じです。しかし支払われる協力金は全く不公平です。
秋以降、第五波は当然来て欲しくありませんが、波が押し寄せてきた場合、今度は同じような不公平さを生じないように求めていきます。地方都市として格差を感じるような事態にならないことを求めていきます。政府の反応は乏しいところではありますが、知事との質疑にあるように継続して政府に訴えていきます。
このような支援金と不公平感の解消などに関して、飲食組合役員の皆さんと連携を取りながら、必要な支援を求めていきたいと考えています。役員の皆さんと組合員の皆さん、そして県と顧問団が協力して訴え続けることで、必要な支援や制度をつくりあげたいと考えていますので、引き続いての協力関係をお願いいたします。
最後になりますが、一部の支部の方と研修会について話し合っています。感染症が落ち着いてきた時期に組合員さんの研修機会が持てるなら、是非、協力したいと考えているところです。
組合員の皆さんとの連携と行動を共にすることでこの時期を乗り越えたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本日は54回目となる通常総会・総代会の開催をお祝いして挨拶といたします。本日はおめでとうございます。
以上の挨拶をさせていただき総会議事に入りました。新年度の活動も連携していきたいと考えています。
総会では代議員の皆さんと交流機会をいただき意見交換を図りました。
和歌山県が私達を支援してくれていることを嬉しく思います。助けてもらっていることに感謝しています。
支援制度がありますが、可能な限り自力で経営していきたいと考えています。厳しい時でもお客さんに来てもらえるお店作りを目指しています。
感謝の気持ちと懸命な取り組みをしていることが分かる意見を聞かせてもらいました。