活動報告・レポート
2021年6月28日(月)
一里松
一里松

京橋から一里の場所にある一里松の地元の人からも大和街道の話を聞かせてもらいました。

一里松

一里松の一般質問を聞いて懐かしいと思いました。私が子どもの頃、国道は舗装されておらず土の道路だったので、まだ街道の印象が残っていました。国道を走る路線バスも石炭車だったのです。そして一里松の場所には何本も松が植えられていました。
片桐さんの質疑を聞いていて当時のことを思い出しました。もう忘れられている大和街道のことをよくぞ取り上げてくれました。地元のことでも知らない歴史が多いので、私達が知っておくべき歴史を学んだ気がします。偉人のことも同じですね。故郷の偉人のことを知らなさすぎますから反省しています。

と話してくれました。ここでも一般質問の力を感じています。

情報とはおもしろいもので、県議会の一般質問で大和街道を取り上げたことで「ニュース和歌山PLUS2021年7月号」に掲載された記事を紹介してくれました。
「紀和駅」から外を見ると松並木の光景が見えるのです。駅の外に家屋はなく、松並木だけが駅を出たところにある光景は見事です。
現在、この松並木はなくなっていますが、当時のことを知る写真が掲載されていることを知らせてくれました。これも歴史の発掘であり一般質問の効果だと思っています。

リモート会議

企業誘致に関するリモート会議を行いました。和歌山県の立地条件や歴史、そしてアジアに開かれた玄関口であり、その将来性に関心を持ってくれていることから協議を重ねています。工業立地の場合は港湾が重要となり、十分な量を積み下ろしできる港湾があることや海運会社との協力が必要となります。和歌山県は下津港湾が整備されていますが、大阪湾や神戸港と比較するとガントリークレーンが一機だけで接岸できる亘長が短いことなど、不利な条件となっています。直ちに改善できるものではないのです。その活用方法を検討しています。

ビジネス客が移動する空路と比較して物流の拠点となる海路が弱い点であるものの、有利な立地条件を提案するなどリモート会議を行っています。例えば南紀白浜空港は今秋に国際線化を図ることやビジネスジェットの駐機場を整備する計画があることは他の地方都市と比較して有利な点です。またアジアに最も近い県であることも有利性があります。世界の距離は近くなっていますし、APEC諸国との距離は更に近くなっています。
現在の国際ビジネスは会って一日で決定する場面も多いので、国際線空港やビジネスジェットの活用を図ろうとしている和歌山県はビジネスの適地だといえます。APEC諸国と日本のビジネスは南紀白浜空港を拠点とすれば日帰りでビジネスができる時間距離ですから、アジアにおける和歌山県の立地は有利だと考えるべきです。半島を不利と考えるのではなくて国際ビジネスの観点で見ると有利性があることを理解しておきたいと考えています。 企業立地場所に求める条件や港湾の位置と現状を踏まえての活用、そしてビジネスジェットが活用できるかなどの協議を行いました。このテーマで協議が可能な和歌山県は、アジアの時代において優位性を持っていると感じています。

問題は消極性と何事にも慎重で、他府県の追従型で判断力にやや欠ける県民性にあると思います。新しいことに果敢に挑む姿勢、勝機と商機を逃さないビジネスセンス、そしてリスクを理解したうえで損をしない結果前提として交渉する力を、更に求めたいと考えています。

もう一つが一つの部署で完結できない案件の場合は、横断的に対応可能な組織である必要があると考えます。これは意思決定の速さと強い交渉力につながるものです。アジアの中の和歌山県、世界の中の和歌山県という視点を持って対応することも必要だと思います。

その他
  • フィルムコミッションで対応して欲しい案件について協議を行いました。和歌山県がロケ地として活用されている事例は数多くあり、それが後の観光振興へとつながります。プロモーションビデオやドラマなどのロケ地として和歌山県の観光資源を活用して欲しいと思いますし、依頼があることを期待しています。
  • 障がい者施設を訪ねて運営や課題について協議を行いました。ここで働いている職員の皆さんは熱意と誇りを持っているので明るく元気な雰囲気があります。若い職員さんと会うと仕事を通じて成長していることが伝わってきます。これからも応援していきます。