活動報告・レポート
2021年6月24日(木)
陸奥宗光先生乃像建立50年記念式典の案内
陸奥宗光先生乃像建立50年記念式典の案内
陸奥宗光先生乃像建立50年記念式典の案内

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」の一部役員で和歌山市長を訪ねました。目的は、令和3年8月21日に開催する「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像建立50年記念式典」の案内のためです。これまでの同会の活動の説明と記念式典の案内をしてから懇談に入りました。

今回の記念式典に際して和歌山市教育委員会が多大な支援をしてくれています。この記念式典を支援するためにパネルを作成し、市民博物館と市民図書館の陸奥宗光伯のコーナーに設置してPRを行ってくれています。図書館を利用している人は勿論のこと、パネルとチラシの配布によって機運を醸成する効果が出ています。私達は、小さなことを継続することが大きな成果に辿り着く道であることを知っているので、この支援を心から感謝しています。市教育委員会へのお礼と今後の協力もお願いしました。

さて市長は渋沢栄一と陸奥宗光伯との関係を調べてくれていました。現在の財務省時代に一緒に仕事をしたことなどから、大河ドラマと共に伯をアピールできないものかを考えてくれたようです。振り返ると、明治維新150年の年に「西郷どん」が大河ドラマで放映されました。この節目の年に向けて鹿児島県では「明治維新150年の年の大河ドラマの主人公に故郷の偉人を取り上げてもらおう」と思って、その10年前から県内での盛り上げとNHKへの要望を行ったそうです。陸奥宗光伯の生き方は大河ドラマにできるだけの価値と物語があります。これまでも働きかけはしていますが、大河ドラマに取り上げられるに至っていません。これで「無理だ」と思わないで、継続して要望活動を行うことが、将来の大河ドラマに続く道となります。高知県民は坂本龍馬の人生を知っています。鹿児島県民は西郷隆盛の人生を知っています。和歌山県民で陸奥宗光伯の人生を知っている人は、これまでの実行委員会の活動から考えると残念ながら少ないと思います。この差はふるさと教育にあると思います。故郷の偉人の人生と功績を教えることは、身近で最も関心があることだと思います。それが出来ていなかったことが現在の故郷の偉人の知名度の差につながっていると思います。故郷の偉人のことは故郷の人から発信しなければ他府県が強力にPRしてくれることはありません。

陸奥宗光先生乃像建立50年記念式典の案内

今回の「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像建立50年記念式典」の機会を絶好の機会と捉えて県内外に功績を伝えたいと考えています。和歌山市長が、この記念式典の趣旨を理解していただき、出席を検討してくれることは有り難いことです。

そして今回、市教育委員会で制作してくれたパネルは、令和3年末まで活用してくれることも依頼しました。「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像建立50年」は、今回の記念式典だけで終わるのではなく、一年間続くものだからです。

民間が主体となり和歌山市と和歌山市教育委員会が協力してくれることで、広がりをもたらすことができています。記念式典のため懇談の時間をいただいた市長、市教育委員会の皆さんに感謝しています。

もののけの森のマリア
もののけの森のマリア もののけの森のマリア

和歌山フラメンコ協会森会長と副会長と一緒に和歌山県と和歌山市を訪問しました。この目的も「紀の国わかやま文化祭2021」で公演する「もののけの森のマリア」の後援のお礼と案内をするためです。まだ6月ですが、森会長は11月3日の公演に向けてシナリオと演出、振り付けなどの準備を進めています。「今からでも時間が足りない」ぐらいで、この夏はレッスンに明け暮れる日になりそうです。

もののけの森のマリア

ただコロナ禍のためレッスンはマスク着用で行っているので、「暑いのでとてもしんどい」ということです。秋に向けてレッスンを続けているのは「和歌山県を元気にしたい」「和歌山県発信のフラメンコを多くの人に観てもらいたい」「フラメンコのファンを増やしたい」という思いからです。その熱い思いが森会長や舞踊団を動かしています。この公演のチラシの写真も会長が自ら熊野の森に入って撮影したものです。この写真には、熊野の山々の間に本宮町の大斎原の鳥居が浮かび上がっています。この熊野の森と幻想的な空間をイメージして和のフラメンコが繰り広げられることになります。そんな思いの詰まったフラメンコを楽しみにしています。

政策研修会

令和4年度に向けた政策研修会に出席しました。僕から提言したのは次の三点です。

  1. カーボンニュートラル社会に向けて企業は「RE100」のエネルギーを求めています。わが国には「RE100」仕様の工業団地はないため和歌山県が全国初のインフラ整備を行うこと。環境意識の高い企業誘致につながります。
  2. 和歌山市でも障がい者グループホームが増えてきました。社会の要請に伴うものですが、高齢者福祉と比較して行政課による支援が弱いと思います。傾向として障がい者の親も高齢化していることから入所している人を支える職場で働く人への支援を求めます。
  3. 高齢社会にあって地方鉄道の重要性は更に高まっています。和歌山電鐵貴志川線は通勤や通学で必要な公共鉄道ですが、コロナ禍によってお客さんが減少して厳しい経営環境にあります。

現在上下分離方式で運営していますが、県や関係市の支援期間は10年なので、支援の期限が近づくことになります。事業者単独での経営、運営は厳しいと思うので、今から継続した支援方法を考えておく必要があります。

以上の提言を行いました。

市観光協会

和歌山市観光協会を訪ねて、文化を活かした観光について話してきました。この県議会で大和街道を観光に活かすことについて質疑、説明をし、続けてこの街道をウオークすることを協議しました。次回は今秋を目途に、田井ノ瀬から岩出市までの大和街道を歩くことにしました。