本日の県議会は各常任委員会が開催されました。僕は所属の建設委員会に出席しました。県土整備部からの説明で高速道路などに関して以下に記します。
すさみ串本道路は令和7年春の全線開通に向けて工事が進んでいます。また有田〜南紀田辺間の4車線化については、有田〜印南間は令和3年内の完成に向けて工事を進めています。印南〜みなべ間に関しては、令和2年3月に事業認可を受けたので測量設計を進めているところです。そしてみなべ〜田辺間に関しては、令和3年3月3日に4車線化の事業許可が行われています。紀伊半島一周高速道路に関しては順調に進展していることを確認できました。
また南紀白浜空港国際線化についても、秋の竣工を目指して工事を進めていますから、秋には和歌山県の空の玄関口が完成することになります。
コロナ禍において資材の価格高騰や調達困難などの問題が発生しています。公共工事に関しては受注者から一時中止や工期延長の依頼があった場合、柔軟に対応することにしており、またそれに伴う経費負担についても適切に対応することにしています。
また僕からは市内の道路に関して以下の質問を行いました。
1.和歌山市にとって和歌山環状北道路は必要な道路で要望しているところです。 現在、直轄道路調査が行われていますが、どのような調査をしているのでしょうか。また国への要望など働きかけについてお答えください。 和歌山環状北道路とは京奈和自動車道の紀ノ川インターチェンジと第二阪和国道の大谷ランプを結ぶ道路計画のことです。国道の渋滞緩和と将来の紀淡海峡ルートにつながる重要な道路だと位置づけています。和歌山にとって何としても実現させたい道路です。
2.都市計画道路の南港山東線の西浜から関戸までの区間の工事が佳境に入っていますが、その進捗状況について、また竣工時期についてお答えください。審議を終えた後、建設委員会に付託された議案を採決したところ、賛成全員で議案を可決しました。以上が建設委員会の結果です。
昨日、孫市の会会長と話をしたことを書きました。動画配信に至ったのは県の協力を受けられたことも大きな要因です。令和3年2月に要望した内容は以下の通りです。孫市の会で協議をした結果を踏まえて当時、県に要望を行いました。
「第17回孫市まつりに関するお願いについて」
大阪府、京都府および兵庫県の近隣府県の緊急事態宣言により、和歌山県での感染防止の観点からイベントの開催について実行委員会で検討を行った。
その結果、本年度で計画していた「孫市まつり」の開催を見合わせることも考えないといけない状況であると認識している。
しかし和歌山県から後援を受けて17回目を迎える文化事業であり、地域文化振興と保存に関わる大切な補助事業であることから、簡単に中止を決定することは好ましくないと考え、コロナ禍における最適な事業形態を検討しているところである。そこで次の形として事業を実施することを考えている。
1.イベントについて
人数を絞って実施することとする。但し集客のための広報は行わず無観客とし、また参加人数を数十人程度の規模に絞ることとする。
武者行列や鉄砲発砲、演舞は規模を縮小して実施することとする。但し、人が交流する機会を提供する孫市の市やふれあいコーナー、野外パーティは中止とする。
2.効果について
無観客にすることから、和歌山県の歴史文化を直接訴えることはできなくなる。それでは折角の補助事業として実施することは無駄になるので、効果的な発信方法を検討している。
東映太秦映像(株)の中野広之映画監督に依頼して、今回、縮小して実施する「孫市まつり」を撮影してもらうことにする。プロの映画監督率いるチームによる撮影によって「孫市まつり」をドキュメント映像として「Youtube」などを活用して世界に発信する。合わせて東映太秦映像(株)の協力を得て紀州「孫市」の存在と和歌山県の文化性を全国に発信することとする。このことで実際のイベントと同等、それ以上の文化発信効果を狙えるものと考えている。
3.お願い
今回の「孫市まつり」は規模を縮小して関係者のみ、無観客で開催することとし、その効果はプロの撮影と編集によって「Youtube」などを活用し発信することで、観客を集めた時以上の効果を狙うことにしたい。
つきましては、趣旨・目的は変わらないが、イベントの実施内容の一部変更を行うことのお願いを依頼するものである。実行委員会として、今年の無観客での実施成果を出すためには、この方法が最適であり、無観客であっても継続性を保ち、来年につながることを期待できる方法だと考えている。後日、本内容での変更依頼を正式にお願いする所存ですので、ご検討方、お願いする次第です。何卒、よろしくお願いいたします。
以上の要望に県が理解を示してくれたことで結果が出ました。民間の活動に県が理解を示し協力してくれたことで文化活動が実現したものです。