和歌山市民会館の「和歌山ことはじめ」の図書コーナーに「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像50周年記念」のパネルが展示されています。これは和歌山市教育委員会がPRのために協力してくれているもので、郷土の図書の貸出コーナーに陸奥宗光伯に関連する図書を集めてくれています。図書利用者の方が分かるように、このパネルを設置してくれているのです。
このパネルは県議会一般質問の時に議場で紹介したものと同じで、和歌山市は和歌山県誕生150年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像50周年記念」を積極的に盛り上げてくれています。和歌山市の偉人が築いた歴史と文化を知ってもらいたいと思う気持ちが、この企画とパネルから伝わってきます。参考ですが、このパネルは和歌山市教育委員会と市民図書館の指定管理者が協力、制作してくれたもので、シンプルな図柄ですが、故郷の偉人を顕彰する意思が伝わってくるものです。
そして図書の棚には市民博物館で開催している「陸奥宗光と和歌山」のPRも行ってくれています。同じ和歌山市の施設でこの企画を同時開催してくれているのです。和歌山市が市政130年を記念すると共に「陸奥宗光先生乃像」50周年も市の行事と同じように取り組んでくれていることに感謝しています。この取り組みの記録は、歴史を語る時に伝えられることになるので、これから先も長く残ることになります。
このパネル設置から、歴史の担い手や当事者意識という意思が伝わってきます。歴史を生きている私達は傍観者ではなく、歴史の担い手の一人ですから、記念の年や節目の時は進んで企画に参加して欲しいところです。和歌山県誕生150年も和歌山市政130年も、令和3年限りのものです。そして「陸奥宗光先生乃像」の50周年も令和3年だけのことです。今年、参画しなければ今の歴史の時はなくなります。和歌山県の主役の一人として一緒にお祝いしたいと思います。
市民図書館の協力と配慮、そのセンスに感謝しています。図書コーナーに立ち寄りをして嬉しく感じました。
4日間の日程で開催されている一般質問も最終日を迎えました。4人が登壇をして令和3年6月定例会の一般質問を終えました。議会は明日から常任委員会の審査に入ります。僕は建設委員会委員として道路行政の議論を交わす予定です。
和歌山市が生んだ人の一人に雑賀孫市がいます。孫市を顕彰する「孫市の会」は毎年、孫市祭りを開催していますが、令和2年と令和3年は感染症対策に協力して中止となりました。ただ2年連続で中止をすると「意識が薄れてしまう」と思い、今年は孫市祭りを関係者だけが参加して動画撮影を行いました。その動画がyoutubeで配信されています。このことが産経新聞に掲載されているので、孫市の会に届けてきました。産経新聞に掲載されたのは令和3年6月11日の夕刊と6月20日の朝刊の和歌山版の二回です。全国的にはあまり名が知られていない地元の偉人である雑賀孫市を、全国に、世界に発信しようと願って撮影した動画が取り上げらたことを嬉しく思います。
当初、イベントを中止するのであれば県の支援制度は使えない判断されていたのですが、孫市の会として「孫市祭りを大きくしよう」と協議してyoutube配信の企画を県に提案しました。
その結果として動画配信と産経新聞で取り上げられることになり、大きな成果につながったと考えています。「孫市祭り」を全国に発信しようと考えたことが産経新聞の記事によって実現しました。コロナ禍で中止した企画が多いのですが「孫市祭り」はプロ映画監督に撮影してもらった本格的な動画配信という形に変えて実施したことで、開催してきた例年と同じように効果があったと認識しています。