活動報告・レポート
2021年6月20日(日)
感染症対策の経費負担
感染症対策の経費負担

昨日、飲食店などへの協力金の説明をしたのですが、その結果「和歌山県に申請していないのですよ」と問い合わせがありました。「今年4月から5月までの時短、または休業要請に応じてくれたのですか」と尋ねると「時短営業していました」ということでした。

昨日の会議での県の協力金の説明を聞いて制度を知ってくれたことで申請できることになりました。早速、申請書類の記入の説明を行い申請する手続きに入りました。支援制度は丁寧にきちんと説明しておくことが必要だと感じています。

現状は「時短が解除された後も、まだお客さんは戻って来ていないですね。でも一気に来てもらうと感染症が怖いので、常連さんから徐々に戻って来てくれたら良いと思っています。何でも『一気に』は難しいところがありますね」と話してくれました。

また「消耗品の出費が増えているので何とかして欲しいと思っていました」という話も聞かせてもらいました。飲食店ではおしぼりを使い捨てに変えたり、店内入り口に消毒液の設置をしていること、机や椅子の消毒用のアルコールなどの購入が増えていることから、以前よりも経費負担が大きくなっています。

お客さんも店内の感染症対策ができているかの確認をしていますし、清潔意識が高まっているので食事の途中で「おしぼりをください」「おしぼりの交換をお願いします」という方が増えているようです。

以前よりも経費負担が増えていることは明らかですが、メニューの価格を上げていないので利益は圧縮されていると思います。和歌山市内では、感染症対策の費用をお客さん負担に転換させないお店が多いと感じています。その経費負担増加分を県の支援制度で応援する必要性を感じた出来事です。

昨日、県政報告として協力金の説明を行ったことから、申請することに至ったお店がありました。一人でも支援できたことを嬉しく思いますし、制度の説明をしっかりと行うことが必要だと感じました。支援制度をつくる。説明会や周知文配布などなどの情報を行き届かせる取り組みを行う。更に支援制度を知らない人がいないように周知することが大切だと感じています。

もうひとつの課題として、申請書類が多いように感じるので記入方法の説明も必要な場合があります。一日25,000円の申請であれば、計算式は単価×営業日数で支援金額を算出できます。この金額で申請するお店が多いと思うので、実は申請方法は簡単なのです。しかし売り上げが多い場合は支援金額が違うので、その場合、これよりも計算式が複雑になります。

そのため申請書の計算様式はケース毎に違うのですが、ひとまとめになっているため「全て書き込んで提出しなければ申請できない。書き方が難しくて分からない」という問い合わせもいただいています。見慣れない申請書類を書くことに関して「難しくて無理だ」と思う人も何人か出会いました。そんな時は申請書の書き方を説明して申請してもらっています。

申請書を書くのが難しいと思わせないような工夫も必要かなと思います。「説明書を読んでくれたら理解できる」と思うのではなくて、困っている人がいるのは事実なので、より親切な対応を心掛けたいと思います。

ささゆり会

和歌山文化協会の茶道部会「ささゆり会」に参加しました。公式行事ではない茶道部員が集まっての意見交換の機会が「ささゆり会」です。コロナ禍にあって開催する機会がなかったのですが、和歌山県の飲食の自粛緩和などから実施することになりました。但し広い会場で参加人数を絞っての開催となりました。

お客さんと相対する茶道部はこの感染症の影響を直接受けています。お茶を楽しむことは、相手と接点を持つことなので開催できない時期が続いてきました。ようやくお茶会も実施できるような状況になってきたことから、秋の開催に向けて意見交換を行いました。

また「ささゆり会」は今回で発展的解消をして「ファミリー会」として活動を継続することになりました。より絆を強みるために名称を変えたものです。引き続いての活動を期待しています。