和歌山市民図書館で「和歌山県誕生150周年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像建立50周年記念」の図書コーナーを設けてくれています。これは和歌山市が市民図書館に依頼してタイトルにある記念の年を盛り上げるために実施してくれているものです。市民図書館の指定管理者が、更に気運醸成のために館内の「案内チラシ」を作成してくれました。図書コーナーは図書館の二階にあるので、エスカレータを上がった周辺に案内チラシを貼ってくれるようです。
和歌山県誕生150周年、和歌山市政130年、そして陸奥宗光先生乃像建立50周年記念の年をも応援したいという気持ちが伝わってくる心ある取り組みです。
指定管理者は蔦屋さんだと思いますが、和歌山県、和歌山市の記念の年を一緒にお祝いする気持ちと県民、市民の皆さんにも故郷誕生日と和歌山市政130年、そして故郷の偉人の功績を伝えたいという気持ちも伝わってきます。
小さな取り組みを重ねることが大きな事業を支えることになります。小さな取り組みがなければ事業は小さなものになります。この市民図書館の取り組みは、小さな灯を点灯させてくれたものです。
もうひとつ感じることがあります。このチラシからは、和歌山県と和歌山市、そして銅像建立が長い歴史の風雪に耐えてきた強さを感じます。このチラシ一枚で、偉人が築いた歴史の重みと将来につなげる使命を見事に表現してくれています。過去と未来をつなげているのが現在であり、この場合、和歌山県誕生150年と和歌山市政130年、そして陸奥宗光先生乃像建立50周年を称え、現在が過去と未来をつなぐ点であることを諭してくれているように感じます。
即ち、過去は偉人が築いてくれたものであり、未来は子ども達が創ってくれるものであり、私達は現在を生きて歴史の歩みをつないでいるものだと気づかせてくれているのです。和歌山県が誕生した150年前、和歌山市政が発足してから130年前を知る人は、現在ここに存在していません。それでも歴史をお祝いする私達がいるのです。
これが歴史の継続性であり、決して点と点を切ってしまってはならないのです。点と点をつなぐことは節目の年を忘れないで記念式典を開催してお祝いすることです。それが点と点をつなぐことであり、歴史の一役を担っていることです。故郷で生きる私達はその歴史の責任を放棄してはならないのです。
市民図書館はしっかりとその役割を担ってくれています。小さなことかもしれませんが、その行為が嬉しいのです。この機会に、一人でも多くの人に市民図書館を訪ねてもらって文化に親しむこと、そして故郷の偉人の功績を学ぶ機会になることを期待しています。
そして「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」のメンバーが「和歌山県誕生150周年・和歌山市政130年 陸奥宗光先生乃像建立50周年記念」のポスターにして持って来てくれました。将来を見つめるような仕上がりでメッセージ性が高いので、県議会一般質問で活用することを考えています。
一般質問に関する打ち合わせを行いました。和歌山県誕生150年の歴史と故郷の偉人を称えることと次の世代につなぐことを目指した一般質問にすることを考えています。偉人教育、偉人の足跡を観光に活かすこと、大和街道の観光資源化を図ることなどを取り上げる予定です。また新型コロナウイルス感染症で厳しい経営環境にある飲食店などの今後の支援のあり方についても提言を基に質疑を交わす予定です。
今回は主に「紀の国わかやま文化祭2021」に向けて和歌山県の歴史と文化、そして偉人の志を現在と将来に伝えることを目的として一般質問をする予定なので、皆さんの応援をお願いいたします。
- 和歌山市の集団接種の準備が進められています。会場に向けて機材の配送準備が行われています。医療現場を支えている保健行政に関わる職員さんに感謝しています。
- 環境問題に取り組んでいる会社の経営者と懇談しました。ゴミ問題はあまり表面化していませんが、地球環境に与える影響は大きく放置できない問題です。この問題に向かうことを話し合いました。