報道機関の方と懇談する時間をいただきました。懇談の席で、
和歌山県にとって明るい見通しはありませんか。地元企業で良い話は聞かないので、このままだと将来の和歌山県に産業が消えてしまうのではないかと心配です。働く場所がないと子どもが帰ってこれない県になりますし、和歌山県にとっては企業誘致が何よりも必要です。コロナ禍で社会構造は変化しているので、他県も行っているように新しい産業の誘致は不可欠です。和歌山県には大企業が少ないので、何としても誘致してください。
また今週、和歌山県として統合型リゾートの事業者選定の発表がありました。選定というよりも最終的には一社だけの応募になったので選定するかしないかの審査でしたが、かろうじて選出しています。これでさえ国の審査に通るのかが分かりません。相手は大阪府・大阪市、横浜市、長崎県ですが、どの事業者を選定しているのかも国の審査の鍵となります。これが2027年開業ですから、感染症が収まり社会構造が変化するこの時期に新しい産業を創り出すことが必要です。
という意見です。
「統合型リゾートは国の審査がありますから、現段階では決定するかどうかは分かりません。和歌山県にとって企業誘致が何より大事な取り組みです。産業構造の変化に対応すること、雇用を確保することは活力を生み出すために絶対に必要なことです。『日本には和歌山県がある』と思わせるような結果を出したいと考えています。将来の和歌山県を支えてくれる産業に来てもらうことを目指しています」と伝えました。懇談の席では具体的な説明をしましたが、ここでは触れないことにします。
飲食店を訪ねて経営者と懇談しました。「感染症対策はしているものの、やはりどこから感染症が忍び寄るのか分からないので怖いです。最近は大阪ナンバーの車での来店が多くなっているので十分に気をつけています。お店の感染対策は勿論のこと、従業員とお客さんへの感染症対策を実施していますし、絶対に感染者を出さないことを徹底して注意喚起しています。市内の飲食店やカラオケ店でクラスターが発生し始めてからは更に予防に努めています。
6月から休業と時短要請が解除されているので通常営業を再開していますが、直ぐにお客さんは戻ってきていません。お客さんにも「再開しました」だとか「来てください」とは案内していませんから自然に戻る時を待っています。それまで相当、時間がかかると考えています」
そして「二週間前にここに来てくれた常連のお客さんが『あの時、片桐さんを紹介してもらって有り難い』と話してくれています。あの時のメンバーは片桐さんのファンになっていますから」と伝えてくれました。
偶然に店内で会ったお客さん同士を、紹介してつなげてくれたのです。紹介者が良いと後々に人間関係が続くものです。営業が再開して、また出会いとお客さんに話せる素敵な物語が生まれそうです。応対してもらったことに感謝しています。
企業誘致に関する会議をリモート併用で行いました。コロナ禍ですが、将来の和歌山県につながる取り組みを進めています。和歌山県が歓迎していることを感じさせて欲しいことや、進出を希望している企業のことを理解して欲しいことなど要望をいただきました。インフラや進出条件、価格などの他に、地元の受け入れ、歓迎が最終決定の要素になるものです。地元から歓迎して迎え入れられることこそ企業が期待するところです。
全国各地で企業誘致の報道がありますが、コロナ禍にあっても誘致活動をしていることが分かります。和歌山県も例外なく活動しているので成果を示したいと考えています。
- 道路通行の安全確保のために、自動車にとって死角になる箇所へのカーブミラーを設置することになりました。歩行者の安全確保につながるものだと考えています。
- ストリートピアノについて協議を行いました。和歌山市内でも設置している場所があれば良いと思います。
- 和歌山市内の飲食店への休業と時短協力金の説明を行っています。令和3年4月から5月までの期間を乗り切ってくれた飲食店の皆さんの取り組みに感謝しています。