活動報告・レポート
2021年5月31日(月)
飲食店の声
飲食店の声

和歌山市内の飲食店に要請していた営業時間の短縮については令和3年5月31日までとなり、6月1日からは休業、時短要請は解除することになりました。先週、知事記者会見で発表されたものですが、飲食店の皆さんを中心に厳しい意見が届いています。

自粛を解除してくれないと開店休業状態になることを分かってくれていない。

いまでも県外ナンバーの車がたくさん来ています。開店することは感染リスクがあることに変わりはない。

全国ニュースで感染者の動向や自粛の呼びかけをしているのでお客さんは戻らない。飲食店をつぶす気なのか。

ワクチン接種率が高いといっても現役世代は接種していないですよ。お店に出てくるはずはないですよ。

政府はリモートワークを求めています。企業に在宅勤務を要請していること、和歌山県は外出自粛を求めていることなどから考えて、飲食店にお客さんが戻ることはないですよ。

どうして現場の声を聞いてくれないのですか。知事はいったい誰と相談して解除を決めたのですか。休業と時短を解除するなら、どうして外出自粛を継続するのですか。しかも期限を設けないで。

知事を筆頭に県の職員さんに飲食に出て来てもらってください。

お店を継続するために融資を受けて、国や県の補助制度を活用して何とかお店をつないでいます。これらの支援制度は有り難いと思いますが、お店を継続できることを考えてくれていないです。自粛を求めている中での中途半端な解除では、将来、お店を続けることはできません。

今回の休業と時短解除決定の経緯を公表して欲しいと思います。意思決定が不透明なので納得できません。いったい誰の意思に基づいているのでしょうか。

ワクチンを接種しているのは高齢者と医療従事者だけです。それで休業と時短を解除するのはどんな考えなのでしょうか。

大阪府から多くの人が和歌山市に来ますよ。今でも来ていますから。お店も時短を継続しなければ危険になります。実質、時短は継続しなければならないのですよ。分かってくれていないですね。

時短を止めますが、他府県からお客さんがどれだけ来るのかによって、時短をすることも考えています。従業員を危険にさらすことはできませんから。

解除するなら『みんなで飲食に行こうキャンペーン』をしてください。今のところ大丈夫だと言うのであれば、県内リフレッシュキャンペーンを実施してください。経済活動は形を変えているとはいえ、人が動くことが必要ですから。

大阪府、京都府、兵庫県は緊急事態宣言を延長しています。関西広域で危機感を共有すべきだと思いますが。京阪神は同じ経済圏だと大阪府知事が発言していましたが、和歌山県は関西経済圏とは見なされていないようですね。だから解除なのですね。

感染症対策は『漏れなく、隙間なく』など思います。和歌山県での感染者が減少しているといってもお隣の府県で感染者が多いのであれば、同じように封鎖すべきです。ウイルスは府県間の境はありませんよ。関西全体で緊急事態宣言に準じた取り組みをすべきです。

主なものだけで以上のような意見を聞かせてもらいました。県や知事のところにも同様の意見が届いていると思いますが、知事の記者発表の内容はこれらの意見を検討してくれたうえでの結論だったのでしょうか。皆さんからの問い合わせに対応しています。

その他
  • 名勝指定の考え方について確認しました。保全すべき地域であるなら地権者の同意、学術的な根拠、地元の熱意などによって結果を得られることにつながります。文化的資産は保全しなければ失われていくので、地元の理解と協力が必要な条件となります。
  • 企業誘致に関して話し合いました。クリアすべき事項がありますが、まず「やってみる」ことが必要です。熱意と行動が物事を動かす力となります。
  • 市道の補修などについて依頼を行いました。アプリの活用の推奨があったので早速、利用してみました。