活動報告・レポート
2021年5月29日(土)
京橋清掃
リモート会議

コロナ禍において経済活動は停滞していますが、やるべきことをやって、コロナ禍が開けた時に備えておきたいと考えています。企業誘致も同じで、工場の進出や投資は慎重な時期ですが、社会が変わる時はチャンスなので、可能な限り準備を進めたいと考えています。

午前は事務所でリモート会議を行い、現状と役割分担、6月からのやるべきことなどの意見交換を行いました。もう6月になるので、ここから一気に取り組みを加速させたいと確認しました。

和歌山県にとって企業誘致は最重要課題の一つであり、和歌山県の特長を生かした誘致を行っています。関西空港に近いこと、南紀白浜空港の国際線化が図れること。県民の環境意識が高く、環境を意識しながら再生可能エネルギーにも取り組んでいること。そして「記紀」に登場しているように2681年の歴史があること。これらの利点を生かして説明を行っています。

幸いビジネスパーソンは文化人であり、和歌山県の歴史についても理解が深いのです。以前、和歌山県の紹介DVDを観てもらったところ「素晴らしい」と話してくれ「是非とも訪問したい」という流れになりました。

歴史と文化、環境とエネルギーが企業誘致に大事なポイントだと考えています。また工業用地には広さと水、そして電力が求められます。この進出条件を叶えられる地点は意外と少なく、和歌山県は条件次第ですが可能性を持っています。

国際空港を有し、アジアに最も近い県である利点を生かして活動を継続しています。

飲食に関する会議

飲食組合の役員さんと会議を行いました。コロナ禍にあって組合員さんのお店の現状を聞かせてもらい、また6月からの営業の目途について意見交換を行いました。以下のような状況を聞かせてくれました。

お客さんは依然として少なく、ほとんど来てくれない状況が続いているようです。難しいのは仕入れ量で「以前と同じようにお客さんに来てもらった時に備えて材料を仕入れていますが、どうしても少ないので食材のロスが出ています。これまでは数日で使い切っていたネギが、今では一週間から二週間も在庫として抱えています。勿論のことですが古くなった材料はお客さんに出せないので廃棄しています。このように食材ロスが多くなっていること、お客さんの見込みが予測できないので経営が難しく感じています。

この数か月は以前より40パーセントぐらいのお客さんの入りとなっています。約60パーセントもお客さんが減少しているので「このままでは相当厳しい」と話してくれました。

また組合の意義に関して次のことを伝えてくれました。

飲食店を経営しているとどうしても人脈が限られてきます。組合の利点は人間としてつきあいができる人が増えることにあります。人として「良いおつきあい」ができることが最大の利点だと考えています。飲食業界の発展は目指すべきことですが、そのために人間関係を大事にすべきだと考えています。人間関係をとても大事だと考えているので、これまでのつきあいを大事にしなければ組合は継続できません。ですから政治的な問題に巻き込まれたくないのです。地方自治体、地方行政は支援してくれる組織ですが、行政と組合との間に政治的な問題を持ち込むことは組合員の人間関係に影響してきます。

政治に関わらなければ県や市は飲食店を支援してくれないのでしょうか。そんなことはあり得ないことだと思います。

そして飲食組合の利点は信用力があることです。単に行政や金融機関に必要な書類を提出するだけとは違い、組合員さんから組合への申請があれば、役員が行政や金融機関に一緒に行く、または電話でお願いしています。同行しても「この方は組合員さんなのでよろしくお願いします」と一言言葉を添えるだけのことですが、組合役員には信用があるので、一言添えることが大きな違いだと思っています。それが私達の組合の力なのです。

人間関係を築いていること。信用力があること。一言添える親切心があること。それが飲食組合の最大の利点です。誰であってもこれを壊すことはできません。

と話してくれました。

陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会定例会

陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会定例会に出席しましまた。竈山神社への小野田寛郎氏の植樹記念石碑を建立した報告を始め、今年8月の「陸奥宗光先生乃像建立50周年記念式典と、11月の「紀の国わかやま文化祭2021」の実施内容の検討などを行いました。

僕からのは「和歌山県、わが国の未来について」を報告しました。

京橋清掃
京橋清掃

和歌山城から江戸に続く大和街道の起点になった地点が和歌山市京橋です。現在は京橋プロムナードという広場になっています。十数年前に整備された広場ですが、ここに設置されているからくり時計は作動していないことや広場に歪みがあること、メンテナンスが十分でないことから材料が劣化していることなど問題がありますが、今、直ちにできることとして雑草とゴミ拾いなど清掃することです。

そこで「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」として、京橋の置かれた環境を改善するために清掃を行いました。広場には雑草が茂っていたこと。タバコやペットボトルが捨てられていたので、実行委員会のみんなで清掃しました。

京橋清掃

1時間以上かけて清掃を行った結果、京橋広場は見事にきれいになりました。雑草が茂っていた広場はきれいになり、メンバーは「みんなで清掃をして良かった」と話し合いました。

大和街道の起点は江戸時代の紀州の重要な歴史であり、放置されていることは市民として嘆かわしいことです。広場をきれいに保つことが歴史を大切にすることであり、次の時代に引き継ぐことです。

大和街道は和歌山城から江戸城までの道であり、江戸から戻ってきた人が辿り着き故郷を感じた場所なのです。そんな大事な地点が放置されていることは、歴史を大事にしていない、故郷を大事にしていない人の心を反映していると思います。市にとって大事な場所がきたないのは、人の心が表れていると思います。

観光で京橋を訪れた人がこの場所を見て「がっかりした」話を聞くことがあります。大和街道の起点なのに、雑草が茂っている、放置自転車がある。ゴミが散らかっている。そして石碑の前に自転車が置かれている。ひどい状況になっていることを見て「和歌山市は何も感じていないのですか」と質問されたことがあります。

故郷と歴史を教育に活かすことや次世代に伝えることを目指して活動している私達、実行委員会は、この現状を知り「京橋の清掃をする」ことを決めました。きれいになったことで、心も安定したように感じました。清掃を終えた後の「水」がとてもおいしく感じました。清掃に参加してくれた皆さん、お疲れ様でした。

京橋清掃 京橋清掃