本日の知事記者会見を聞いた県民の方々から、本当にたくさんの意見を寄せてくれています。
知事記者会見のポイントは次の通りです。
- 新型コロナウイルス対策として5月31日まで実施中の「県民への不要不急の外出自粛の要請」を延長すること。今回は解除の期限を定めるものではなく、「感染状況を見て考える」ことにしています。
- 和歌山市内の飲食店に要請していた営業時間の短縮については予定通り令和3年5月31日までとし、6月1日からは休業、時短要請は解除します。
4月22日から続けている和歌山市内の飲食店に対する営業自粛の目的は、大阪府が飲食店に時短要請したことから、和歌山市内に大阪府から人が流入する懸念があるとし予防的に実施したものです。
5月末での解除の理由としてふたつをあげています。
- 政府から「和歌山は感染者が少なく予防的な時短要請なので、続けるのは如何なものか」と指摘があったこと。
- 和歌山県内の新型コロナウイルスの感染者数が減ってきたこと。
記者会見を聞いていないのでニュアンスは分かりませんが「外出自粛要請は続けないといけないので、時短要請も続けてもいいかなとの気持ちはある」、また「解除された結果、本当に大ラッシュが起こったよ、ということであれば、また内閣官房に言って再開することはあるかもしれませんけども、いまのところ大丈夫だろうなと」という発言があったようです。
しかし和歌山市内の飲食店の休業と時短要請の解除を決めたものです。事前に相談や情報がなく、どのようにして解除が決定されたのかその経過が全く分かりません。政府のように専門委員会、または専門家の意見を参考にしたものなのか。専門委員会なるものがあるとしたら、飲食店の代表者がメンバーに入っているのか。飲食店の現状を把握しているのか、意見を聞いているのかなど、疑問があります。
勿論、県民の信託を受けた県議会議員の意見を聞いて、解除の判断の参考にすべきだと思いますが、聞かれることはありませんでした。これまで飲食店の皆さんからの意見や思いを届けてきただけに残念な気持ちがあります。
記者会見を聞いた飲食店の皆さんから電話が殺到したことから、「果たして現状を知ったうえでの解除の判断だったのか」「飲食店の皆さんの意見を十分に聞いていなかったのでは」という思いがあります。意見、苦言が殺到すると言うことは、「現場の声を聞いてくれていない」「再開しても県民の皆さんに自粛を求めているのだから、お客さんは来てくれない」「その結果、飲食店の経営はさらに厳しくなることを分かってくれていない」という内心の表れだと思います。
寄せられた中からふたつの意見を記します。
「県民への自粛の要請も同時に解いてください」
「政府が緊急事態宣言の延長を発表した日に、和歌山県が休業と時短解除を発表するのは危機感がないのでは。同時発表になるのはセンスもありません」
明日、飲食店経営者の方と意見交換をすることにしました。
- 和歌山県産品を使用した農産加工物について聞かせてもらいました。和歌山県産の果物は市場の評価が高いので、製品によっては首都圏でも高品質のモノとして取り扱いがされています。加工方法や組む相手によって価格が違っていることに注目です。
- 「KAKKIN WAKAYAMA」総会に出席しました。令和2年度の活動報告と決算、および令和3年度の活動方針と予算が承認されたので、これから新年度の活動に入ります。
- ビジネスホテルをリモートワークで活用してもらう取り組みを始めたことを聞かせてもらいました。午前8時から午後8時までで料金は3千円の設定です。利用者も増え始めたようです。