大阪から和歌山市まで新規事業の相談に来てくれました。今の事業に加えて「これから取り組む事業計画を聞いてください」と相談がありお会いしたものです。この若い事業家は、これまでの苦い経験を糧にして「社会の発展に役立つことをしよう」と考えて新しい分野に挑戦し続けています。若いけれど同じように起業した人を支援した経験から、
貸したお金を返す人はほとんどいない現実を知りました。人は受けた恩を恩で返してくれないことを知りました。多くの人は頼みに来る時は頭を下げて「お願いします。必ず返しますから」と懇願するのですが、返済時期になると連絡がなくなります。電話をしても出ないことが多々ありますし、返済を催促すると返す意思がないような返答をして、そのままになっている人がとても多いのです。
先輩や同じように起業した人のそんな現実を経験したことから「お金を返さない人は時間の無駄なので相手にしないでおこう。信頼できない人とは仕事ができないので、相手にできない」と思うようになりました。そんな人を相手にしているよりも、出来る人と仕事をすることに意識を持って行くことにしました。
と話してくれました。
そして世界のごみ問題や海洋汚染を解決するための環境の改善の技術を開発していることや、世界企業が求めているデータセンターを作ること、そして金融の分野へも進出していることを聞かせてもらいました。
いずれも世界が求めている技術でありしくみですから、これからの世の中に受け入れられると思います。「今は普及させることを目指していますから、信頼できる仲間とだけチームを作り仕事をしています」ということです。
仕事は信頼でできています。そこに信頼を裏切った人が入る余地は全くありません。良い仲間がチームを編成すれば世界に通用する技術、しくみができていきます。開発途上国のごみ問題、海洋汚染の原因となっているプラスチックの回収と消し去る技術、そしてブロックチェーンを駆使したハッキングできないシステム開発。膨大なデータを管理するためのデータセンターの設置などに着手しています。そこに金融業界へも参画する準備を進めていることを聞いて驚いています。まさに分野の垣根をなくし統合しているマルチ経営者です。
若い事業家が世界を変えるための構想を語ってくれて、その技術開発に時間を費やしていることを聞き、勿論、応援に必要なことを話して、これらの計画の進展に協力することを伝えました。
コロナ禍でじっとしているばかりではありません。着実に事業計画を進歩させている事業家がいるのです。若い事業家の志と挑戦を応援しています。
コロナ禍における事業者向けの支援制度の説明を行いました。売り上げが落ちている事業所に対しての支援制度がありますが、情報が行き届いていないこともあり知らない人も多いことに気づきました。そこで限られた時間ですから対象となる人に説明をしています。
必要な資料を集めることや作成することに時間を要しますが、時間の制約がある中ですが可能な限り対応しています。本日も数名の方に説明したところ「この支援制度のことは知らなかったです」「厳しい経営環境なので助かります」「支援をいただくことは、これからにつながるものです」などの声をいただきました。
合わせて和歌山県が新たに申請を開始した支援制度についても説明をしています。全ての事業所が適用できるものではありませんが、実態に応じて活用できる制度がありますので対応しています。
日本遺産に関しての相談に対応しています。地元にとって日本遺産に認定されている地域は後世に残すべき財産なので追加指定や保全に関して、裏付けとなる資料を整えて提言したいと考えています。