活動報告・レポート
2021年5月18日(火)
和歌山市料理飲食業組合総会
和歌山市料理飲食業組合総会

和歌山市料理飲食業組合総会に出席しました。懇親会は中止となったので総会だけの開催となりました。昨年から厳しい経営環境にさらされていますが、総会では役員の皆さんが元気な姿で出席してくれています。希望をもって参加してくれていることは嬉しいことであり、この危機を乗り越える力になると確信しています。また総会会場を提供してくれたホテルは万全の感染症対策を行い、広い会場を用意してくれました。ホテルの温かい配慮に感謝しています。

今回も総会の場で挨拶の時間をいただきましたことを心から感謝しています。挨拶の趣旨は次の通りです。

こんにちは。和歌山市料理飲食業組合総会の開催をお祝い申し上げます。

コロナ禍で大変な環境ですが、皆さんとお会いできて嬉しく思います。またコロナ禍にあって和歌山市料理飲食業組合の力を感じているところです。この間、木下組合長、役員の皆さんが和歌山県や和歌山市、そして東京にまで協力金支出に関する要望活動を行ってくれています。役員の皆さん熱意と行動力が、和歌山県や和歌山市を動かしていると感じています。このように何度も要望を行い飲食業界の声を届けることで、県や市は支援と協力金の制度を設けることにつながっています。組織としても力強さを感じる次第です。

私も組合長と要望活動を行い、そして小川顧問にも相談しながら支援制度を求めてきました。先の支援金、そして4月22日から5月31日までの協力金制度は組合の皆さんの意見と要望が届いた結果だと思っています。

さて本日、資料として配布していますが、料理飲食業組合の要望を受けて令和3年4月に和歌山県知事あてに「まん延防止対策特別措置」を国に要望してくれることを求めています。知事が上京して西村大臣に「まん延防止対策特別措置」の要請を行いましたが、残念なことに指定されませんでした。しかし飲食業組合の皆さんの熱意と現場からの意見によって行動につなげられたと思いますし、要望として受け止めてくれたものと確信しています。その結果、指定はされなかったものの、特措法24条9項に基づいて予算措置を行い、今回の「営業時間短縮要請協力金」制度が出来上がりました。

この組合の行動と組織の力は、組合に加入していない飲食店経営者のところにも届いています。未加入の飲食店に対しても組合加入を呼びかけて参りたいと考えています。

今を乗り切るために組合長が率先した行動を取ってくれていますし、役員の皆さんも行動してくれています。秋には「紀の国わかやま文化祭」が開催されます。その時に笑顔と強度のおいしい料理で県内外のお客さんをお迎えしたいと思います。コロナ禍を乗り切って飲食業界が元気になることを目指したいと考えています。本日の和歌山市料理飲食業組合の総会のご盛会をお祝いして挨拶といたします。共に頑張りましょう。

和歌山市料理飲食業組合は組合員さんに対して「営業時間短縮要請協力金」申請の支援を行っていますが、既に第四波を考えて必要な施策を検討しています。今の危機を乗り越えることは当然のこととして、この先を見据えた取り組みを行っているのです。受けたい支援の制度設計と、必要な財源の見込みなどを算定しているところです。和歌や県にとって秋の「紀の国わかやま文化祭」は大きなイベントなので、この時に明るく元気な飲食店に戻ってお客さんを迎え入れたいと考えてくれています。

和歌山県と和歌山市料理飲食業組合が協調して、困難を乗り切る取り組みを継続したいと考えています。

意見交換会

大阪から友人、知人の方々が和歌山市を訪ねてくれました。「和歌山市の話聞きたい。そして協力できることをしよう」と集まってくれたものです。

芸能会社の社長は「社名に込められた『今やっていることに何か一つを足すことで結果に表れる』から、仕事をする場合は人よりもプラスワンを心掛けるようにと常々話しています。仕事にプラスワンを付け加えると相手に勝てるのです」と社名への思いと従業員さんらに伝えている教訓を話してくれました。

懇談の場で面白い教訓がありました。「社員には、懇親会、飲み会の席では仕事の話だけをする。仕事の話以外の話はするなと伝えています。飲み会はざっくばらんな席なので、良いアイデアやヒントが得られる時間になります。仕事の話をしている中で、社内では思いつかないような良いアイデアが浮かんでくるのです。

だから飲み会では『仕事の話だけをして欲しい』とは伝えています。だから私の会社の飲み会は仕事の話で盛り上がりますし、仕事に生かせるアイデアが生まれています。翌日の職場でそのアイデアを基に企画を練りますから、飲み会での仕事の話は効果があります。

懇親会では大切なお金を使っているので、仕事につながらなければ時間がもったいないです。貴重な時間に生産性のない話をしてもつまらないと思っています」と話してくれました。

これまでの教えられてきた考え方と逆の発想です。仕事を離れた懇親会の場では「仕事の話をしない」と教えられてきましたが、この会社では逆転の発想を取っています。

一緒に来てくれた従業員の方から「社長の考え方は良いと思います。飲み会では社長を始め、会社の上司や先輩など、誰とでも自由に話が出来るので、普段できない会話が生まれます。そこからアイデアが浮かんでくることがあります。

但し、飲み過ぎるとアイデアを忘れてしまうので、メモするなど氣をつけなければなりません」と話してくれました。

新しい企画が生まれてくる秘訣を話してくれたように感じます。

その他
  • 物件の管理上での問題が解決したので、理事長を始め役員の皆さんが結果報告に来てくれました。問題点の相談をいただいてから相談に応じたところ、理事長のリーダーシップによって短期間で解決することができました。理事からは「理事長がその方向で決断してくれたことが大きいと思います。今まで解決できなかったことが新理事長になって決断してくれたので短期間で解決できました。そのための意見やアドバイスをしてくれたことに感謝しています」と話してくれました。ありがとうございます。
  • 環境問題解決を図るための技術について相談を受けました。大きく二つの案件ですが、地球環境問題に対応していることや、地域の環境問題に生かせることなどを考え併せて対応します。
  • 飲食店の皆さんを訪ねて話し合いました。今回の「営業時間短縮要請協力金」に関しては大変喜んでくれました。経営が厳しいことや雇用を守りたいことなど、協力金がどれだけ大事な施策なのかを改めて感じています。