カラオケ店主を訪問した時のオーナーさんの話です。
「和歌山市内のカラオケ店数か所でクラスターが発生したことから、全てのカラオケ店が『悪い』と烙印を押されてしまいました。今では昼間でもお客さんが来なくなっています。
ただ私の知っている感染者が発生したカラオケ店では、保健所の指導を受けながら店内の改装を進めています。これまでも店内の消毒、アクリル板設置、空気清浄機の設置、マイクの消毒などを行っていましたが、追加対策として店内の換気をよくする改修を始めています。玄関と対面にある壁に換気扇を設置して換気を良くする。ステージと客席の距離を長くすることで、ステージに空気が滞留することを防ぐなどの対策を実施しているところです。
感染者が発生したという結果は変えられませんが、それに対策を実施している取り組みも伝えて欲しいと思います。改善している様を伝えてくれるような報道はないので、同業者として心苦しいです」という話を聞かせてくれました。
兎角、最近は人を追い込むことに全力をあげている人が多いように感じます。
人を追い込んでしまう傾向は良くないことです。感染症対策を実施して営業しているお店がありますから、何もかも一括りにして「同じ」と判断することは、果たして正しいことかと思います。
誰でも失敗はつきものです。その後の取り組み方や姿勢を見て欲しいと思います。「カラオケ店が悪い」と決めつけるのではなく、私達と同じように感染者対策を行って仕事をしているので支え合おうと考えたいものです。
来る令和3年5月16日に「小野田寛郎翁 植樹之碑」除幕式を行います。場所は竈山神社の拝殿を予定しています。この除幕式の趣旨は次の通りです。
平成18年5月16日、小野田寛郎翁は竈山神社で桜の木の植樹を行いました。
令和3年5月16日で植樹から15周年を迎えることになります。
それを記念して、植樹15周年の記念碑を境内に建立することとなりました。
当日は午後2時より拝殿にて「小野田寛郎翁植樹15年祭」を祭祀し、次に植樹木の前に建立される「小野田寛郎翁 植樹之碑」の除幕式を行います。
除幕式の記念講演として、海南市の宇賀部神社が生家である小野田寛郎翁が、なぜ竈山神社で植樹を行ったのか。小野田寛郎翁のご先祖である名草戸畔と竈山神社の御祭神である彦五瀬命との関係などについて、竈山神社の吉良宮司に講和をしていただきます。
和歌山県の歴史の転換点になる式典だと捉えて開催しますので、目立たないけれど令和3年の大きな式典のひとつになると考えています。
東京本社の企業の方から「和歌山県が企業立地を言うけれど、東京から見ると、どうして和歌山県なのか分かりません。企業が和歌山県を考える理由は何なのでしょうか」と問い合わせがありました。如何に和歌山県が首都圏で知られていないことが分かります。
「和歌山県和歌山市は関西空港から移動時間で約40分の距離にあります。国際空港から最も近い県庁所在地であることが利点です。また市内にあるコスモパーク加太ほどの広さを持つ工業団地は関西にはありませんし、調べた限りでは北関東にもありません。大型の工業団地を求める企業が進出する場所は日本国内では限られています。他にも和歌山市には高校と大学が集積していることや生活圏内の近い場所に病院があるなど生活環境が良いので従業員さんが安心して暮らすことができます。
県内には自然環境に恵まれた観光地や、自然信仰の聖地であり日本の源郷とも言われる熊野もありますから、休日も豊かな生活を楽しめる環境があります」と伝えました。
和歌山県は首都圏から遠いと感じさせられる問い合わせがありましたが、この回答に納得してくれました。
亡き母の誕生日を迎えました。昭和10年生まれなので、もし生きていたら86歳の誕生日になります。生きて今日の日を迎えたなら「もう86歳、嫌になってくるわ」と笑って話していたと思います。加えて「コロナウイルス、早く終わって欲しいわ」と言っていたことでしょう。亡くなったのはこの感染症が発生する前のことなので、今の非常事態を知らないでいますから、教えないでおきました。
それにしても時の経つのは早いものです。そして父が生きていたなら昭和6年生まれなので90歳になっているのです。父が90歳の年を迎えることは想像できませんが、それにしてもとても早く感じます。
会議を終えた後に、誕生日をお祝いするためにお墓参りに行ってきました。
和歌浦に暫くゆったりとした時間が流れました。
余談ですが、お花を買いに行った店主が、先に訪問したカラオケ店のオーナーのお弟子さんだと聞きました。本当にご縁はつながるものです。