活動報告・レポート
2021年5月14日(金)
検温のしくみを改善
検温のしくみを改善

来庁者の方から、和歌山県庁の玄関に設置されているサーモグラフィに関して意見をいただきました。来庁者がサーモグラフィに近寄って検温しようとするので、近づきすぎて検温できないという指摘です。このサーモグラフィは感知度が高いので、歩いていても瞬時に体温を感知できますし、約1メートルのところに来ると検温できるのです。

折角の機能があるのに来庁者はそのことを分からないので、近づいて立ち止まってしまうのです。そこで検温できないので「おやっ」と思ってしまうようです。

検温サーモグラフィ 検温サーモグラフィ

そこで消毒液とサーモグラフィをセットにして、手の消毒をしている時に検温できているように組み合わせを変え、サーモグラフィに近寄り過ぎないようにポールを立てたのです。この改善によって、来庁者は消毒と検温がスムーズにできるようになりました。少しのことですが改善の効果を感じました。

小さな気づきから改善につながり、利便性の向上と測定効果が高まります。

改善は、気づくことが大事なことだと分かります。

科学技術

アメリカ企業や台湾企業との違いを話してくれました。それは外国と日本とに熱量の違いがあることです。ここで言う熱量とはやる気とスピード感です。従来の企業だけではなくベンチャー企業に関しても同じだということです。

日本企業では資料を集めること、資料を整えることや検討することに多くの時間をかけることから、世界と比較するとスピード感に欠けるという評価になります。結果として進まないのは熱量が不足している評価になるのです。

この状況から「このままで日本は世界に勝てない」という評価になっています。

この話は極めて専門的な見地からの評価なので「日本の技術力は真似できない」というものは過去のことになっています。むしろ「このままで勝てないばかりか、世界との差は拡大していく」という流れです。

今日のリモート会議ではない別の議論の場で外国の方が「日本の技術が高いと思っているのは、世界の技術レベルを知らない日本人だけですよ。私の国の技術力で日本より高いものはたくさんあります」と話してくれたことがあります。

国内で論じられている話と先進国の意識には相当な差があります。どちらが現実に近いという議論ではなくて、「世界のレベルが上がっていることを意識して対抗していくこと」をベースにして論じなければ置いて行かれることも考えられます。「日本の技術レベルは高いので大丈夫」と安閑としているようでは取り返しがつかないことになります。

今日の議論の言葉を借りると「今の日本のポジションを維持できなくなる」ということです。これは科学技術に関しての議論ですが、AIも半導体もロボットも、携帯技術や宇宙関連産業も、もしかしたら自動車でも同じことが言えるかもしれません。

人工衛星の技術がないだとかスマートフォンや6Gの技術がないなど聞きますが、今では「本当だろうか」というよりも「大変だ」と思える現実があります。

自動車産業でもこの先電気自動車が主流となれば、世界のメーカー順位に変化があるかもしれません。人材と技術力が求められていますし、それは教育と研究費にお金をかける必要があると言えるかもしれません。

企業誘致

企業誘致の会議を行いました。コロナ禍で進捗させることが難しい環境ですが、緩めることなく協議を続けています。ここで感じることは「日本企業がナンバーワンの業種は少なく、外国企業が世界一の位置にある」ことが多いことです。それはアメリカやドイツだけではなく、台湾や韓国がトップレベルだということです。世界を知れば知るほど「技術は日本」の時代は過去のものになっていると実感することがあります。

しかも日本製品だけではなくアメリカやドイツの製品に組み込まれている部品は、台湾や韓国で生産されているものが大半なのです。しかも技術は一流、その企業も世界レベルの一流企業なのです。世界の勢力図、今も流れている世界の動きを把握できていないことを痛感しています。

優れている点は「法治国家であり治安が良い。人材がいる」ことだけと言われることは珍しくありません。技術、市場、スピード感、スケールなどは劣後しているとも感じますし、意思決定の遅さは競争の世界においては致命的で、日本のことを「優柔不断の国」と評価されていることもあるようです。

もう一つ表現されたことは「石橋をたたいても渡らない」ほど、意思決定が遅いということです。世界と協議を行うためには、熱量とスピードを意識しておきたいものです。