活動報告・レポート
2021年5月13日(木)
「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念事業
「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念事業

「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念事業を開催する計画を立てています。これは「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年」を記念しての企画で、和歌山県の歴史に残る歴史的な日となります。知事を始めとする方々に案内をいたしました。

その開催の趣旨は次の通りです。

今年は和歌山県が誕生して150年、和歌山市は市政130年を迎えます。

幕末に解体される寸前の紀伊藩(紀州藩)、藩主を青年時に救い、壮年時には明治政府の要人となり最重要課題であった不平等条約を改正して私たちの郷里和歌山、日本国を守った陸奥宗光外務大臣。わが国の独立を確立し、病にて他界した陸奥伯はその功績を讃えられ、外務省と和歌山市岡公園に全身像が建立されています。

昭和46年8月24日(陸奥宗光伯の命日)に、岡公園「陸奥宗光先生乃像」建立除幕式が「和歌山県政100年・和歌山市政80年」の記念式典として実施されました。それから50年、今年の8月21日(土)に「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年」を記念して「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念の記念講演会と式典を行います。

記念講演会・式典に県外から参加される方も予定されており、この機会を活用して22日(日)に「陸奥宗光伯と和歌山名刹三社参り」(日帰り学習会)を行います。

陸奥宗光伯が新政府からの和歌山県解体の動きを聞き、和歌山県を守り誕生に深く関わっています。尾張藩も水戸藩も会津藩も県名が変わっていますが、陸奥宗光伯の尽力によって和歌山藩は県名として残されています。これだけでも歴史に残る功績ですが、後に新政府の要人としてメキシコとの間で締結されていた「不平等条約」の改正を成し遂げるのです。その後の「不平等条約」が改正されていく歴史は陸奥宗光外務大臣の精神と志、そして外交力を継承していったものです。近代国家の礎を築いてくれた故郷の偉人の功績を称え後世に引き継ごうと建立されたのが岡公園の「陸奥宗光先生乃像」なのです。繰り返しますが、当時の有識者の方々が、陸奥宗光伯の志を称え、後世に引き継ごうとしたのがこの像なのです。

建立から50年、和歌山県誕生から150年、そして和歌山市政130年を記念して、和歌山県誕生150年・和歌山市政130年「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念事を開催する計画をしています。

和歌山県にとって先人から受け継がれてきた歴史の一頁を飾る式典ですから、知事や和歌山市長には趣旨を理解していただき、是非とも出席して欲しいと願っています。

もうひとつあります。この記念式典には、外務省大臣官房総務課長(当時)の和田幸治さんも出席してくれる予定でした。和田さんは和歌山県出身で外務省のエースと呼ばれた方で、知っている人にとっては和歌山県の誇りでした。特に北米一課長時代の活躍は郷土の誇りというのに相応しいものでした。

令和3年1月2日、突然の訃報の知らせを受け「そんなことが・・・」と思ったのは昨日のことのようです。昨年、この企画の話をして出席依頼をしたところ、故郷のために出席を快諾してくれて講演もしていただく予定でした。外務省の和田幸治さんは陸奥宗光伯が成し遂げた偉大な功績と志を熟知していますから快く出席の返事をしてくれたと思います。

この記念式典においては、和歌山県誕生150年、陸奥宗光伯の功績と共に和田さんの志と功績も共に称えたいと思います。

来賓として出席のお願いをさせていただく皆さま方には、和歌山県誕生150年と和歌山市政130年をお祝いし、陸奥宗光伯と和田幸治さんの功績を称え、わが故郷への誇りを感じてもらうためにも出席をお願いいたします。

その他
  • 和歌山県誕生150年記念式典に関する依頼を行いました。今年は150回目の故郷誕生日を迎えることから記念講演会と記念式典を計画しています。和歌山県と和歌山市などの協力を得て実施したいと考えています。
  • サーモグラフィ県庁玄関にあるサーモグラフィに関する要望をいただき対応しています。多くの方が訪れる県庁ですから、要望の主旨を鑑みて対応しています。
  • コロナ禍における中国の現状と将来の姿に関して会議を行いました。外国の感染症対策と経済対策を知ることは大事なことだと考えています。