和歌山文化協会茶道部の会合がありました。コロナ禍において茶道部の活動を控えていることから久しぶりの顔合わせとなりました。現在も和歌山市内では感染者が増加しているため、活動を縮小することを確認しました。ただ文化の秋以降は、本年度の活動計画通りに進めることも話し合いました。
次回は5月に「絆茶会」を予定していますが、今日時点において感染症対策を万全にして、お客さんへの呼びかけを最小限にして実施することを決定しました。
そして会合での議題を終えた後、現在までの和歌山県の感染症対策について報告しました。
報道されていない仕事があり年末年始、そして5月の大型連休も医療行政を担っている職員さんは出勤して感染症対策、そして支援策への対応をする予定です。見えないところの取り組みがあって政策が実行できていることを理解してもらうための説明を行いました。
1.感染症患者さんのための病床の確保のための取り組みについて
病院の減圧室に関しては令和2年度から予算化を図り順次増やしています。現在400床ありますが440床まで増やして対応する予定です。また岩出市の「ホテルいとう」の協力を得て、患者さんの受け入れをしてもらうことになりました。
2.ワクチンの接種について
皆さんのところにクーポン券が届いています。まだ予約の電話がつながらない人が多いと思いますが、現在ワクチン接種可能な病院を増やしていますし集団接種も検討しています。茶道部の活動も多くの人と会いますから、ワクチン接種をお願いして予防に努めてくれるよう依頼します。
ワクチン接種に関して質問したところ、一人だけが一回目の接種を受けていました。次回は5月12日の予定だと聞きましたが、他の皆さんは予約できていない状況でした。早く接種出来る対応が必要ですから関係個所に申し伝えます。
3.和歌山県内で感染症が収まってきた時の施策について
和歌山県では20億円の予算を組み「リフレッシュキャンペーン」の準備を行っています。開始時期は状況を見てからになりますが、現在を我慢していただき収まってきた時には県内の旅行に支援をする施策を用意しています。この施策が開始すれば、友人や茶道部で県内を巡る旅行に活用して欲しいと思います。
4.和歌山市内の飲食店への時短要請について
和歌山県内、特に和歌山市内では感染者が増加しています。人口当たりの感染者数は全国でも上位に位置しているので、決して油断しないようにしてください。4月22日から5月11日までの期間、和歌山市内の飲食店やカラオケ店などには営業時間短縮や休業要請をお願いして、少しでも感染症を抑える取り組みを行っています。暫くの期間、夜9時までの外食となりますがご理解とご協力をお願いします。
主に以上のことについて説明しました。会員の皆さんから納得と協力をいただけたと感じています。茶道部の皆さんには、会合の都度、県政の説明を行っているところです。引き続き情報提供と意思疎通を図りたいと考えています。
学校給食の課題について話を伺いました。学校給食の地元食材の活用率は約20パーセントに過ぎないことを教えてくれました。全国大での目標は40パーセントだそうなので、和歌山県の場合、そこに達していないことを知りました。気候風土などから、地元食材を食べることが身体に良いと聞いていますから、学校給食は子どもの成長過程に大事なものなので、できるだけ地元食材を活用したものにして欲しいと思います。
身体のためにも、地元経済のためにも食材の地産地消が望ましいので、極力、そこに近づけるよう関係個所と協議をしたいと考えています。
また食品加工業もコロナ禍で厳しい環境にあることを聞きました。加工事業者は地元スーパーや物産店に製品を収めていますが、観光客の減少や休業などのため物産店に収める商品が落ち込んでいます。お店での取り扱いが減少していることで、加工事業者の売り上げの落ち込みが止まらず経営が厳しいのです。
地元食品事業者として安定した食数が確保できる学校給食に参入したい希望がありますが、県外の大手事業者の参入があり価格競争面で厳しいようです。県外事業者は県外から食材を持ってくるため、地元食材の取り扱いが少ないことが問題です。今後は学校給食に地元食材を使うなどの条件設定も必要だと感じました。この学校給食の問題を知ったので、今後の検討課題にしていきたいと考えています。