1年越しの懸案が解決したことを受けて、依頼者からお礼の言葉をいただきました。「本当にありがとうございます。この嬉しさを何と伝えたら良いのかと思います。私達の思いを理解してくれて対応してくれた片桐さん、Aさんに心から感謝しています。闘病中の主人の命が先か解決が先かと思っていましたが、主人に良い知らせを届けることが出来たことを嬉しく思います。安心できる環境を取り戻してくれたことに感謝しています」と笑顔と、涙を堪える表情で話してくれました。
ようやく笑顔の日が訪れて「本当に良かった」と思っています。一年以上の困難との日々を耐えてきた気持ちを表情から良く感じました。これまでのことは僕も記録していますし、依頼者の方々も写真やメモで記録していると思います。こんな日が訪れることを待望していたので、その喜びは一入だと思います。
喜びの表情を見せてくれたことに感謝しています。
児童養護施設を訊ねて、共に喜び合える企画を提案しました。企画の思いは「コロナ禍のこんな時だからこそみんなから言葉を届けてもらって、それを歌詞にして曲をつくりました。希望と未来を感じてもらえる曲になっていると思います。発表するにあたって子ども達にも関係してもらうことで「この歌は私達も関係した曲だ」と大人になっても思ってもらえることを目指しました。
曲の発表の時、希望の言葉、未来への夢など、子ども達から言葉や思いを込めた絵を添えたいと考えています。曲の発表時には、子ども達と一緒に和歌山県から全国にメッセージを発信していくことで、言葉を届けてくれた子ども達の人生の原点のひとつになれたら、私達にとって幸せなことです。
施設の先生方からは「とても熱意を感じました。こんな素晴らしい企画を持って来てくれたことに感謝しています。私達だけであれば直ぐに『やりましょう』と言いたいところですが、理事会などに諮って実現できるように検討したいと思います」と答えてくれました。子ども達に参加してもらって、希望と未来を感じられる企画の実現に向けた取り組みを行っています。
土地の購入を検討する場合の「ABC」のAを伝えてくれました。それは現地に行ってそこに立つことです。その土地に立つことが始まりです。そしてその場で風を感じること、太陽の輝きを感じること、遠くに見える海を眺めることなど、そのロケーションを確かめます。
現場に立って風を感じた後は想像です。事例として、この場所にコンドミニアムを建設する場合は、それが完成した時の光景をイメージするのです。頭の中で建物が光景とマッチしていたなら、事業化を進めるべき土地です。イメージが湧かなかった場合は、その事業には適していない土地だと言えます。現地を確かめることが第一歩です。
「全ては現場から始まる」。これは古今東西を通じての原則です。
全体の流れを把握しておくこと。一部だけ知っているだけで全体を分かっていなければ判断できません。仕事は全体を把握することから始まります。そのためには機密事項を除いて情報を共有することがやるべきことです。その企画の関係部署だけではなく「この人」という人には情報を共有しておきたいものです。「企画案を呼んで気づいたことがあれば連絡して」と一声かけておくと助けてくれることやアイデアをくれることにつながります。
この情報を共有することは、今で言うところのグーグル方式です。機密事項を除いて外部の信頼できる友人に情報提供を行うことで、内部では考えられないようなアイデアが届くことがあります。専門以外の人のアイデアは斬新で、知らないからこそ創造的なアイデアが浮かぶことがあるのです。信頼できる人とは、是非とも情報は共有しましょう。
コピー係は大事です。新人の頃は多くの人が「これコピー頼む」と先輩から言われてコピー取りを経験したことがあると思います。単に部数をコピーするのではなくて、嫌々するのではなくて、コピー機がコピーしている時間に資料を読んでおきたいと思います。これも社内の機密書類であれば別ですが、会議資料や提案資料などであれば、読むことはできます。経験からして、恐らくコピーを依頼する資料であれば機密事項ではないと思います。そのような資料であれば「自分でコピー」することが原則ですから、それはないと思います。
ですから先輩や上司が会議で検討するような資料を読んでおくことで、部署の仕事の流れが把握できます。最初の頃に任される仕事は全体のごく一部ですから、全体像を把握しておくことは自分の仕事を正確にするためにも大事なことです。
このように人から頼まれた仕事は、そこから情報を得ることや人の仕事を学ぶ機会になりますから大事にしたいものです。