これまでの仕事や交流など、たくさんの経験のあるMさんから流儀を聞かせてもらいました。
これは最近、忘れられている話でした。
僕が育てられてきた世界は恩を感じること。受けた恩は生涯忘れることなく恩返しをすることです。恐らく一番大事な恩とはお金を借りることです。苦しいからお金を借りるのであって、その時の受けたご恩は決して忘れてはならないものです。貸してくれた人にとってもお金は大事です。
湧いてきたお金ではなくて懸命に働いて稼いだお金を自分のために貸してくれるのですから、これは最大のご恩です。その人は、働くという時間と労力をかけて得たお金を貸してくれるのですから命の恩人です。
恐らくお金を借りる人は切羽詰まっている、追い込まれているなど金銭面でも、精神面でも苦しい時です。そんな時に助けてくれた人は生涯尽くすべき恩人です。
だからお金を返すことは最低限当然のことです。返さない人や返す気がない人がいますが、人間ではありません。受けた恩を忘れてしまう、反故にする、感謝の気持ちがない。それは人ではありません。
お金を返すことは当然すべきことであり、更に言うなら一生ご恩を忘れてはならないのです。
人として最大の施しを受けているのですから当然のことです。お金を返さないことと、受けた恩を返さないことは人間として恥じるべきことです。
最近は人間ではない人が多いと思います。親から教えられていないのか、性根が腐っているのか分かりませんが、相手にできない人が社会に多数、存在していることは事実で嘆かわしいことです。日本人であれば、受けた恩は返すのは当然と思って欲しいと思います。人間でいたいのであればですが。
今では義理や人情という言葉は使われなくなっていますが、現在においても大切な価値であると言えると思います。これを失うと信頼を失いますし、害になりますから社会から退場して欲しいぐらいです。
こんな話です。
聞いていてとても気持ちの良い話でした。これは人が人であるために大事なことですから、この価値を取り戻す社会にしたいものです。
「お互いに信頼しているのであれば、小さな問題でもとことん話し合うことが大事です。話し合いましょう」という一声から話し合いが始まりました。ビジネスではお互いの主張に違いがあるけれど歩み寄りが必要な場面が訪れます。こちらの言い分を聞いてくれないから「この話はやめだ」ということにはなりません。一緒にやるべきことであれば、当初は意見が違ってもその立場から主張を行って溝を縮めていく作業が求められます。
思いが大きく異なる場合、最初は激しく議論することになりますが、相手のことが理解できるようになっていくことがあります。
PLAYの意味はゲームなどでの戦いや狩りという意味です。ビジネスは楽しむのではなく、狩りのようなものだと例えてくれた人がいますが、議論を交わしてPLAYした結果を求めたいところです。
- お困りごとの相談があり、その現場調査に出かけました。現場を見ると状況が分かるので、説明や対応することが容易になります。もちろん、この相談者は丁寧に状況図を示してくれていたことも仕事が捗ることになりました。
- 先週、和歌山県政の中の施策の進捗状況について「聞かせて欲しい」と問い合わせがあったので、状況と見通しを説明しました。