外国の友人とリモート会議を行いました。進行中の案件に関して、現在までの課題を総括すると共に来週以降の進め方を協議しました。懸案が生じた時は、直ぐに関係する人が話し合って解決することが基本です。外国の人はストレートですから、尋ねたいことがあれば直接聞くことが大事なことです。聞きにくいことを尋ねるかどうか迷うのが日本人ですが、外国人はストレートです。聞いたことで関係が悪くなることはなく、話し終えたらそこまでで終わりです。明日に持ち越さないので、明日も予定しているリモート会議に備えることが出来ます。
当然、何でも話せるのはお互いの信頼関係に基づいてのことですから、ここに至るまでの信頼関係によって話し方は変わるのは当然のことです。
協議した内容は、日常的によくあることです。「直接会ったことのない人の噂話を信じるのか、ここにいる人を信じるのか」という問題です。よくあることですが、私達は人の噂話を聞いて、それが事実だと思ってしまうことがあります。それを信じて「こんなことがあったでしょう」と問い詰めることがありますが、ほとんどその行為は間違いです。会ったことのない人の噂話を信じることは馬鹿なことです。人の噂話をあちらこちらに言っている人の話を信じることも馬鹿みたいなことです。
直接本人に会って話すことが最も正しいことが分かる方法ですし、そのことがお互いの信頼につながります。人のことをあちらこちらに喋っている人を信用するよりも、本人の言葉を信じることが大事なことです。
そしてここにいる本人がこう言うことがあります。「そんなことを言っている本人に会わせてくれたらよい。そうすれば本当のことが分かるから」や「直接会って本当かどうかを聞けば分かることなので呼んできて欲しい」という言葉です。その本人が言う言葉は本当のことだと思います。このリモート会議でも、この話が出てきました。「そんな人は知らないし会ったこともないですよ。直接、会うので連絡して欲しい。『会ったことのない人のことを、そして出来事を確かめもしないで、どうしてそんなことが言えるのですか』」という言葉です。この言葉は信じるに値する言葉です。
本人と会ったことのない人の責任のない噂話を信じるのか。それとも責任をもってはっきりと説明している人を信じるのか。迷うことなく答えは明確です。「今ここで話している人を信じなくてどうするのですか」が結論です。
リモート会議を通じて意思疎通が図れたことから、進行中の案件をさらに加速させます。便利なツールを使うことで、遠距離の場合など、これまでは難しかった意思疎通の機会を得ることができることは有り難いことです。
この言葉が今日の決め台詞です。「疑念があるなら確認してください。オープンにして話し合いましょう」。結論を出すことに迷いがなくなる決め台詞です。
- 教育関係者とコロナ禍における授業の問題点を聞かせてもらったこと。班に分かれてグループ討議が出来ないので、聴くだけの授業になる傾向があります。理解を深めるために、そして違う意見を戦わせるためにグループ討論をやりたいのですが、コロナ禍のため実施が難しい環境にあると聞きました。リモート授業にすれば自由に意見交換ができますが、教室だとできないので、授業のやり方を組み合わせることも検討できる課題だと感じました。
- 尊敬している経営者から「実力のある人は控え目で謙虚な人が多い」と話してくれました。大きなことや目立つことを言っている人がいます。本質を分かっていない人達は。それを見て「凄い」と感じますが、本質を見抜く人にとっては「何だ、あれは」となると言うことです。
木々が根を張るように、知らないところでじっくりと着実に取り組むことが大事なことです。上にばかり伸びていると雨や風で倒れてしまいます。