和歌山市内の飲食店の皆さんから「現在の飲食店の現状を把握して欲しい」。そんな声がたくさん届いています。以下、聞かせてもらっている声を記します。
「全く人が歩いていないのですよ」
「送別会や歓迎会の時期ですが『全く』です。お昼のランチで会を行っているケースが多いようなので夜は出て来てくれないのですよ」
「団体の予約は全くないですね。仮にコロナ禍が明けたとしても元には戻らないと思っています。個人客用のお店に変えようと考えています」
「アロチは金曜日でも人通りがないです。3月末で閉めたお店が多いと思います。私の友人のお店も閉めてしまいました。やっとと思ってた矢先に大阪市に『まん延防止等重点措置』適用ですから、どうしたら良いのか迷っています」
「また不公平感のある政策ですね。『まん延防止等重点措置』って何なのですか。この感染症の影響を受けているのは適用されている市と同じですよ。知事は和歌山県内の飲食店のことをどう考えてくれているのでしょうか。聞きたいと思います」
「国のお金がなければ県として協力金の支給などできない。それは理解していますが、あまりにも気持ちが伝わってこないのは何故でしょうか。せめて現場の声を聞いてください」
「島根県知事のように勇気を持って国に飲食店の窮状を訴えてください。島根県知事の言動で松江市の飲食店を守るという気持ちが伝わってきました。それが全国知事会からの要望につながったと思います。和歌山県にも後追いではなくて率先してくれることを希望します」
「大阪府や兵庫県などの『まん延防止等重点措置』適用を受けて、和歌山県も適用を考えて欲しいと思います。今のお客さんが来ない状況は同じです。私達を救ってください」
「飲食店の感染症対策として二酸化炭素計測器などが登場しました。また取り付けの必要性があるのでしょうか。この事態でも協力金などはないのに投資ばかり求められていると思います。しかしこのような感染症対策をしても事態は変わらないと思います」
「デリバリーを行うために国の制度を活用しようと昨年度の制度に申請しました。デリバリー用に軽四輪車を購入して改造しました。しかし補助申請の結果が届き『不採択』でした。100万円の補助金申請でしたが『不採択』になって投資した分150万円の負担が増えました。新型コロナウイルス感染症対策で転換を図るための施策なのに『不採択』って納得できません。また負担が増えてしまいました」
皆さんの意見を言葉にして届けます。
プロバスケットチームのBリーグを目指して活動を開始したチーム「ONELYS WAKAYAMA」の上田頼飛理事長が事務所を訪ねてくれました。「和歌山市でバスケットチームを結成しました。プロのチームなので和歌山県からBリーグを目指します」と話してくれました。
このチームの特長は「デフバスケットボール」つまり聴覚障がい者の選手を受け入れたチーム編成を目指していることにあります。それは、上田理事長は「デフバスケットボール」の日本代表監督でもあることから、まったく新しいチーム編成でBリーグ参加を目指す挑戦を和歌山県で行おうとしているのです。スポーツと福祉を通じて和歌山県に役立ちたいと考えて結成したものであり「僕は大阪出身で現在は和歌山市在住のため、和歌山県に知り合いが少ないのです。全くゼロからのスタートです」とも話してくれました。プロスポーツ運営の難しさは理解していて、しかも和歌山県でプロスポーツチームを維持することは簡単ではないことも分かった上で活動を始めているのです。
理事長の志を聞かせていただき、スポーツで和歌山県を活性化する取り組みを応援したいと思います。
南紀白浜空港の国際線化と企業立地に関して会議を行いました。白浜町からも立谷さんが参加してくれての協議となりました。数年後に実現を目指すためには、今の取り組みが全てです。実現までには積み重ねる月日が必要なので、毎日のように関係者間で協議を重ねています。志をひとつにして計画実現に向けて取り組んでいます。