活動報告・レポート
2021年3月25日(木)
防災川柳
防災川柳
防災川柳

一般社団法人防災用品研究所主催の「防災川柳」の表彰式に出席しました。第三回目も、和歌山商工会議所の会議室をお借りして「防災川柳」に入選した皆さんを表彰しました。

北海道から沖縄県まで応募総数は947句で、過去最大の応募をいただきました。応募いただいた皆さんにも感謝しています。表彰式に際して挨拶をさせていただきましたが、その趣旨は次の通りです。

防災川柳

入賞されました皆さん、おめでとうございます。主催者を代表して皆さんにお祝い申し上げます。今回は947句の応募があったうえレベルが高くて審査は時間を要しました。まず全ての中から入賞候補作品を絞り込み、決選投票までした結果、最優秀賞から佳作まで選定させていただきました。今回の作品はレベルが高くて決選投票でも議論が白熱したことを申し添えておきます。

審査をしていて「防災川柳」は、大きく二通りに分類されると思いました。一つは災害時に備えて準備していた食料品などを使わなくて済んだことの安心感を詠んだものです。最優秀作品賞の「期限切れ ああ良かったと 次準備」に代表される作品がそうですが、いざという場合に備えて準備をしていたものを使わなくて済んだ喜びをユーモアに表現してくれたものです。

もうひとつは災害が発生した時を想定したものです。準備をしていたとしても、巨大地震や津波が発生した時は慌てて心掛けていたことを実践できずに逃げることを優先した結果の出来事を、こちらもユーモラスに表現してくれた作品です。日頃の備えと「いざ」という時には準備をしていても混乱するので気持ちを引き冷めようとすることが伺い知れます。このように「防災川柳」を考えることが防災意識向上につながるので、これも防災の取り組みだと思います。

防災川柳

また「5.7.5」で何かを表現することはとても難しい作業です。和歌山県には俳句クラブがありますが、以前そこに所属していた時、「片桐君。5.7.5の中に季語をみっつも入れるのは凄いセンスですね」と指摘されたことがありますが、短い言葉の中で表現することはとても難しいものです。川柳も表現力とユーモアを加えることが求められるので同じ難しさがあると思います。入賞された皆さんの発想力に敬意を表する次第です。

私達、防災用品研究所としては、災害発生時は皆さんのお役に立てるよう、地域の災害避難訓練や外国人のための避難訓練のお手伝いをしているところです。今回の「防災川柳」で表現してくれた気持ちを、これからの活動に生かしたいと考えています。

さて先ほど、講評いただきました和歌山商工会議所の専務理事さんは、元和歌山県の危機管理監で、県の防災局のトップを務められていました。和歌山県と和歌山商工会議所、そして私達、防災用品研究所は連携を取りながら、災害への備えをしていますし、万が一巨大災害が発生した場合には地域のお役に立てるよう日頃から協議や連携を行うようにしています。

最後になりますが、入賞された皆さんには心からお祝い申し上げ、共に防災活動に務められるようにしたいと考えています。本日はおめでとうございます。

防災川柳

入賞された皆さんに、以上の挨拶をさせていただきました。第三回目となる「防災川柳」の表彰式に出席して、防災意識を高めることが出来ました。

企業誘致に関する会議

企業立地に関して会議を行いました。企業が進出するに際しては、地元行政の支援、企業活動の継続した応援、進出した後も相談に乗ってくれる体制などを求めています。和歌山県は現在まで進出してくれた企業に対してその対応をしていますし、これから進出してくれる企業に対しても継続的な支援を行うことは当然のことです。

進出する企業は多額の投資を行いますから、地元の協力体制を望むのは当然だと思いますし、地元としても雇用と経済効果を生み出してくれる企業進出と投資は歓迎です。進出のための条件を整える必要がありますが、話し合うことによって内容が詰まってきますし、お互いの信頼関係も構築できてきます。できないこと批判していると話は止まりますから、できないことが発生した場合は紳士的に協議を行うことで解決に向かいます。一方だけが主張することになれば話は進展しなくなるのは自明の理ですが、相手のことを尊重しながら話を進めています。

和歌山県の継続した課題は企業誘致と雇用の確保です。地域振興や経済活動、そして自らの能力を生かした働く場所を確保することが課題で、そのための企業誘致を進めています。そのために企業が希望する工業用地の確保、土地造成、電力と水、通信設備などのインフラ整備、そして空港の国際線化と港湾整備などを同時にすることが求められています。幸い和歌山県は工業用地、国際空港、港湾があるので条件を整えることが可能な県です。国内外の企業からの意見を聞きながら、和歌山県に進出してもらえる環境整備を進めていくことを考えています。

本日は、それぞれの部門に関わる関係者と和歌山県の将来を築く県土について話し合い、方向性を確認することができました。