活動報告・レポート
2021年3月13日(土)
紀州語り部の会
紀州語り部の会

紀州語り部の会の方が、お客さんを迎えて和歌山城に関する見所の案内をしてくれました。

「コロナ禍において和歌山市を訪ねてくれるので、和歌山城など江戸時代の所縁の地を案内したいと思います」と話してくれていました。その中に「道路元標記念碑」も案内してくれたのですが、残念なことに「からくり時計」は作動することなく、言葉を借りると「お客さんを案内した時に動かなかったことは残念です」ということです。

以前、この場所を語り部として案内した時は動いていたことやインターネットでも調べても現存していたため、今回も案内したのですが、「作動していなかった」ということでした。

「前回、お客さんを案内してくれたのは何時頃でしたか」と尋ねたところ「10年ぐらい前だったかな」ということでした。その間に壊れてしまっていると思います。

和歌山市の中心地にある歴史の跡「道路元標記念碑」を案内してくれた機会に「からくり時計」が作動しなかったことは残念なことです。

インターネットの書き込みでは、「城下町を思い起させてくれる『毬と殿様』の曲が流れるからくり時計」となっていますから、語り部さんが「からくり時計」が作動する定刻に訪れた時「動かないですね」と説明することが心苦しいことだったと思います。

この「からくり時計」はステンレス製なので加工が難しく、しかも製作した会社はなくなっていることから修理は難しいようです。「道路元標記念碑」を観光案内する場合の問題が発生したと思います。

今回、問い合わせのあった語り部さんには「作動していない理由と今後とも修理の見通しが立たないのですが、せめて環境整備を行うために、京橋プロムナードの敷地内の雑草の除去や周辺の清掃を行うことにしている」と説明しました。

「壊れているようですが、周辺を清掃してくれることは有り難いことです。私も市民として協力できることを考えます」と話してくれました。

防災リュック

早いものであの「3.11」から10年目を迎えました。3月11日には多くの方がメッセージを発しています。そんな中「一人の県民としての率直な意見です。たいしたことはありませんが、聞いてください」と要望がありました。それは次のような意見です。

一人の県民として県政や和歌山市政に関心を持っています。私達との生活のために、令和3年度予算の審議を行ってくれていることを嬉しく思います。ただ最近、氣になっていることがあります。和歌山市内には新しい建築物がたくさん建てられていることです。街の活性化のためになるので反対はしませんが、一方、県民、市民の防災の観点からお願いがあります。建物が目立つ中、巨大地震や津波に備えて防災リュックを配布して欲しいことです。防災リュックは自分で買いそろえることは分かっていますが、コロナ禍において収入が減少していることから生活にお金が要るので防災の準備に対応できないのが率直な意見です。「何を言っているの」と思われるかもしれませんが、普通の県民からの意見だと思ってください。

防災リュックを常に枕元に置いている人はどれだけいるのでしょうか。防災リュックを備えていない人が多いのではないでしょうか。多くの和歌山県民は、まだそんな意識だと思います。ですから建物に大きな予算を使うのであれば、防災リュックを備えるために予算を配分して欲しいと思います。自分で買いそろえるべきことは理解していますが、配布してくれることで防災意識が高まり、県民が身を守ることにつながると思います。小さなことですが、防災リュックも備えていない県民が多いという、まだこんなレベルです。今後の防災のための政策として考えてくれると有り難いです。

という意見です。

災害への備えは、常に防災を意識しておかなければ対応できません。防災リュックのことを考えることがその意識ですから、意見を大事にしたいと思います。ただ全てに配布するとなると相当の予算が必要ですし、購入を希望する人に対して条件付きで補助するなどは考えられます。

防災の政策要望として聞かせてもらいます。

RE100

「RE100」のエネルギーを取り扱っている事業者に確認しました。わが国も2050年のカーボンニュートラル達成に向かっています。企業も環境価値を強く意識して、企業として達成することを目指しています。

そのため「RE100」の電力だと「自由化に伴って設立した新電力会社と比較して価格面では劣後するかもしれません。しかしカーボンニュートラルを目指す企業であれば、価格面と同様に脱炭素に企業価値を持たせようとしています。国際的な企業やそこと取り引きをしている企業などは『RE100』の電力を利用することが好ましいと思います」という話です。

ただ現時点において全て「RE100」の電力を調達することは簡単ではなく、これからの大容量の再生可能エネルギーの導入と新しい電力市場取引のあり方も検討していくべき課題です。