活動報告・レポート
2021年3月7日(日)
和歌山県の重厚な歴史
和歌山県の重厚な歴史

リモート会議をしている中で、外国の方から「和歌山県の歴史を教えてください」と依頼を受けました。何度もリモート会議をしているのですが、その中で僕から「和歌山県の歴史は重厚であり、この国を築いた神武天皇の時代から歴史に登場している」ことを伝えていたからです。

そこで「和歌山県の重厚な歴史を知って興味を持っています。私達の国でも企業人は文化人でもありますから、日本の歴史に興味を持っています。今回、和歌山県の歴史の重厚さの一端を知ったので、是非とも教えてください。これまで聞いた話から、『私から友人達に和歌山県の歴史の凄さを話しています』が、みんなが深く知るときっと和歌山県に興味を持ってくれると思います。歴史に興味を持つということは、和歌山県に関心を持つということです。それは直接的には観光にもつながりますし、間接的には和歌山県の支援と将来、日本に企業進出を考える場合の大きな選択肢になると思います」と話してくれました。

この言葉を伝えてもらった時、和歌山県の歴史に思った以上に関心を示してくれたことは有り難いことです。外国に行った時は「自国の文化や歴史を語ることが必要」だと聞いていますが、外国の企業人も話している相手の国の歴史に関心を持っているのです。相手国の歴史を知ることは敬意を示すことであり、わが国の歴史を知ってもらうことで尊敬される国になりたいと思っています。和歌山県の歴史を伝えることで「日本は尊敬できる国」だと思ってもらえると考えていますので、しっかりと伝えていきます。

三冊の冊子

更に「片桐さんから聞いている和歌山県の歴史は素晴らしいと思います。歴史上の人物もいるようなので、そんな人についても教えてください」とも依頼があり「是非、話させてください。まずは、和歌山県が作成した三冊の冊子を届けますので読んでみてください」と答えました。

言葉だけでは細かなところまで伝わりにくい箇所もあるので、冊子を見ながら説明したいと思っています。ここ最近、和歌山県では歴史を学び観光に生かせる冊子を作成しています。

今回、外国の方に和歌山県の歴史を伝えるのに選んだのは「わかやま歴史物語100」「わかやま歴史物語人物編」そして「わかやま記紀の旅」です。これらは和歌山県の歴史の跡を訪ねることを目的として作成したもので、これを読むと主な歴史と人物を素早く知ることができるものです。観光を目的にした冊子ですが、これが企業誘致の話の場面で登場するとは思っていませんでした。今回、活用することにしていますが、和歌山県の歴史の重厚さが現代につながっていることを有り難く感じています。

また火曜日の一般質問の「企業誘致」の項目でも、和歌山県の歴史が外国の企業人が関心を持っていることや、一度歴史の跡を訪れたいと思っていることを伝える予定です。もちろん、案内が必要なので、歴史的な観光資源のある場所の点検もしておきたいと考えています。

但し、企業人の目的はビジネス案件があることが条件であり、その地点の視察を目的としたものです。そこに歴史の跡があれば訪ねたいということです。和歌山県の歴史を知ることは文化を知ることであり、交流につながるなど現代に生かせることになります。決して観光が目的だけではないことを認識して対応する予定です。

このことに関して次のようなコメントをしてくれました。

「観光が目的なら一泊の滞在だけで十分です。目的は進出が可能な県であるか。投資できる案件であるかを見極めるためであり、事前に視察の目的が明確になるなら三泊か四泊は滞在したい」というものです。しっかりとした目的意識を持って、和歌山県とのビジネス交流を考えてくれています。実のある交流が可能であれば、形式的な交流にも意味が生じるということです。

そのため「私達が和歌山県と一緒にやれることを提示します。和歌山県としてやれること、やれないことを示してください。また和歌山県から私達に求めることを示してください」という要望をいただきました。