活動報告・レポート
2021年2月22日(月)
令和3年2月県議会開会
令和3年2月県議会開会
令和3年2月県議会定例会が開会しました。令和3年度の当初予算案や条例改正案を審議する議会となります。本日は知事から所信表明と議案の提案がありました。
知事からの主な提案説明は次の通りです。
- 新型コロナウイルス感染症対応に追われた一年でしたが、その一方で着々と進めていた紀伊半島一周高速道路と4車線化が進展しています。また世界的旅行誌である「ロンリープラネット」で和歌山県が「サスティナビリティ部門」で世界一に選出されるなど、世界の評価を得ています。
その他にもロケット射場、ICT企業の誘致、和歌山市内へ5つの大学を誘致するなど、将来の発展につながる取り組みが実現しています。 - 一つ目の柱は「県民の暮らしと経済を守る」取り組みです。地域経済と雇用を守るために、事業者の事業継続を金融支援で下支えをすると共に、社会変化に対応した事業者の挑戦を強力に後押ししていきます。
今回、最も影響を受けた飲食業、宿泊業、バス事業者への救済支援を行うことにしています。 - 二つ目の柱が「新しい世界への対応と挑戦」の取り組みです。現在、地方分散の動きやデジタル化の進展、生産基盤の国内回帰など、世界が変わる兆しが生まれています。和歌山県の強みを生かした戦略で企業誘致を強力に進めていきます。また宇宙関連産業や統合型リゾートの誘致、南紀白浜空港新ターミナルの設置など、将来の発展の機会となるものがあります。
そして和歌山県誕生150年を迎えることから、県民一人ひとりが先人から受け継いだ豊かな文化に誇りを持ち、県民総参加で和歌山県の文化を全国に発信できるよう準備を進めていきます。 - 令和3年度予算案は約6,120億円を計上しています。これは過去最大の予算であり、新型コロナウイルス感染症対策を中心に政策を進めていくための予算案となっています。
知事からは以上の説明と議案の提案がありました。
また令和3年度の新政策に関して説明を聞かせてもらいました。
僕からは次の二点の要望を行いました。
- 地域公共交通確保維持改善事業について。
地域に必要な広域的、幹線的なバス路線の維持確保を図るため、事業者に助成を行うことに関して。路線バス運行事業者は、幹線路線は黒字ですが周辺部は赤字なので、幹線路線の黒字で赤字を補っている状態です。コロナ禍において事業者の赤字が拡大しているようなので、従来よりも助成が必要だと考えます。事業を維持できなければ、赤字路線の廃止につながるので、そうしなければ大切な公共交通が失われることになります。市町と連携して支援してください。
- 和歌山県誕生150年記念式典について。
和歌山県として予算化を図り盛大に式典を開催してくれることに感謝しています。特に和歌山市では、和歌山県誕生150年に合わせて和歌山市誕生130年を記念して、和歌山市立博物館や市役所ロビーでの関係するパネル展示なども検討してくれているようです。和歌山県誕生を市町共に盛り上げてもらえるよう、また今年8月から11月の「紀の国わかやま文化祭2021」までの期間、和歌山県誕生150年の機運を高めて誇りを持つための式典、イベントと協調してくれることを期待しています。
開会日の今日、議案の説明と提案、そして新政策の説明を受けるなどして終えました。今回も本会議で一般質問を行いますし、予算特別委員会委員としてこの特別委員会にも出席することになっています。
その他
- 和歌山県への企業誘致に関して協議を行いました。和歌山県との優位性を訴えていますが、協議をづけている中で、更に良い条件を提示することが出来そうです。データセンターを含めて誘致をしたいと考えています。
- ウォーキングなどのセミナー講師と懇談しました。コロナ禍でイベントをする機会は減少していますが、姿を変えて取り組めるようにしています。