活動報告・レポート
2021年2月20日(土)
陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会
高校再編説明会
高校再編説明会

和歌山県立高校普通科の再編についての説明会に参加しました。和歌山県教育委員会が主催したもので、少子化によって高校入学者数が減少していくので、統廃合も含めて検討している状況を説明してくれました。県立高校再編整備の基本的な考え方は次の通りです。

  1. 現在の32校の県立高校を充実させて可能な限り存続させる。
  2. 自宅から通学可能なところに多様性と活力ある高校確保する。
  3. 特色を有し、質の高い学びを保障する高校の整備を行う。

つまり統廃合を前提して将来の高校のあり方を検討しているのではなく、現在の高校を充実させることと、質の高い教育を保障することを目指した再編であることを示してくれました。

高校再編は将来に向けた問題提起でもあり、和歌山県の教育のあり方を考える契機となります。現在の中・高校生の問題ではなく、大人と小学生やこれから誕生する子ども達にとっても大事な問題だと認識しています。これから、将来の和歌山県の教育のあり方を皆さんと共に考えていくことになります。

陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」例会に参加しました。今回は主に年度計画について協議を行いました。

本年の大きな活動計画は次の三つの通りです。

令和3年8月21日、土曜日。「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念会を開催します。

この会は銅像建立50周年を記念すると共に、和歌山県誕生150年および和歌山市誕生130年をお祝いする会とします。また「全国龍馬会」の北陸・近畿ブロック会議、龍馬会和歌山会議も同時に開催する予定です。北陸と近畿の龍馬会の皆さんに、坂本龍馬と陸奥宗光の師弟の功績を紹介する会に仕上げることを目指しています。

記念式典では雅楽演奏会や記念講演を計画していますが、岡公園の「陸奥宗光先生乃像」を磨きます。恐らく、これまで陸奥宗光伯の銅像を磨いたことはないと思います。参加者の皆さんに銅像の磨き体験をしてもらいます。

令和3年11月3日、火曜日。「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会を開催します。これは「紀の国和歌山文化祭2021」の地域文化発信事業として開催するものです。

同じく「紀の国和歌山文化祭2021」地域文化発信事業として「陸奥宗光伯と歴史、文化、教育、芸術、生命(こころ)」を開催します。基調講演の他、シンポジウムとして「陸奥宗光伯とわが故郷の先人を語る」と題して、故郷の偉人の功績、生き様を話し合います。県内外に故郷の偉人の功績を学び次の世代に伝える機会にしたいと考えています。

また「紀州 宗光龍馬会」との共同の事業計画について議論を交わしました。言うまでもなく龍馬と宗光は師弟関係で結ばれており、龍馬会の中で紀州宗光を知ってもらうことを目指しています。龍馬が夢に描いた近代国家の幕開けを宗光が担い、その後、新政府において列強との不平等条約改正につなげた功績は龍馬を始め、明治維新の志士が夢見たものです。龍馬の志を受け継いだ後輩が明治政府を近代国家へと導いたのです。龍馬は新政府に入りませんでしたが、その志は受け継がれ夢は実現したのです。陸奥宗光が果たした功績を、紀州から龍馬会にも伝えたいと考えています。

小野田寛郎氏
小野田寛郎氏

海南市出身の小野田寛郎氏の人生を学びました。故郷の偉人である小野田寛郎氏は、教育者としての功績があったことは地元でも知られていないようです。故郷の偉人の功績を伝えたいと願って活動している「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」では小野田寛郎氏の功績も子ども達への教育の場で伝えています。本日は海南市議会議員の方に来てもらって、小野田寛郎さんの功績を伝え、教育者として残した言葉から、故郷の偉人として相応しい人であることを話し合いました。

小野田さんの人生を伝える言葉は「生きる」と「不撓不屈」です。この二つの言葉から私達は人生を「生き抜く」ことを伝えています。小野田さんは「人生の目的は生きること」だと伝えています。困難に負けないで生きることが尊いと伝えてくれているのです。 

そして生きることは人と助け合うことが必要です。決して一人では生きられないことを、私達は学び知るべきです。地元の海南市の市議会議員の皆さんが功績と生き様を学んでくれたことは有り難いことです。和歌山県でも海南市でも、故郷の偉人として顕彰したいと考えています。