和歌山市内の公共交通を担ってくれているのが和歌山バスです。本日、本社を訪れて現状について懇談しました。現在、コロナ禍の影響をまともに受けているため「本年度の決算は相当厳しい」ということです。感染症対策として、リモートワークやリモート授業、会社によっては出社を見合わせることや自家用車を使って出勤することも増えています。つまりバス利用者が大幅に減少しているのです。
来年度予算も編成しているようですが「新規の投資」は難しい状況なので、将来の運行計画やサービスの維持にも影響がありそうです。民間企業ですが、和歌山市の公共交通を担ってくれているので「中心部の黒字路線の収益で周辺部の赤字路線をカバーしている」、この状況を支援する必要性も感じています。
和歌山市はまちが郊外に広がっているので、高齢社会に向かうに連れて公共交通がより必要な社会になっていきます。採算性の高い路線は維持するけれど、赤字路線が廃止されると、免許の返納をした高齢世代の外出機会が制限されてしまいます。
民間事業者だけの問題ではなく、公共交通の維持を図る責務を負う行政も関係する問題なのです。事業者の皆さんと現状と将来に向けた意見交換ができました。懇談のための時間を取ってくれたことに感謝しています。
大阪市内から友人に来てもらって「仮想通貨」の勉強会を行いました。最近のビットコインの価値の高騰から「仮想通貨のしくみは」「何故、ビットコインの価格が上がるの」「今後の動向はどうなるのでしょうか」などの質問が増えていることから、この勉強会を開催したものです。
仮想通貨の考え方や将来予測は人によって違うと思いますが、実際に仮想通貨のマイニングに携わっている社長からの説明は、参加者から「この話を聞けて良かった」「新鮮な話で勉強になりました」などの意見を聞くことが出来ました。
ビットコインは通貨という名称ですが、価格の変化が激しいので通貨として流通することはないと思います。通貨は流動性があるものなので、価値が安定していることが条件です。ところがビットコインの価格変動は、株式や為替と比較して変動が激しいため商取引に適していません。
感覚としては金と同じような性質だと考えると分かりやすいというものです。金は資産価値があり、頻繁に取引で使うものではありません。一般的に購入した金は長期的に保有する資産です。ビットコインも資産の一つだと考えて保有する性質のものです。
そこで「金はそのものに価値があるけれど、ビットコインはそのものに価値がないのではないですか」という疑問があります。それに対する答えはないのですが「発行は2,100万枚と上限が設定されていること、ブロックチェーンなので監視が出来て不正がないことに資産価値がある」と考えることが可能です。
金の様にそのものに価値があるわけでもなく、法定通貨のように国の信用の裏付けがあるものでもありません。あるのはデジタル情報だけなので価値が何なのかが分かりにくいのです。
ただ世界で取引されていて、価格が付けられているものなので、資産価値のあるものとして受け入れられている事実があります。感覚的には理解できないとしても事実を事実として捉えることが正解だと思います。考えてみると金の価値も人が「価値がある」としているだけで、金が食べられるものでもなく、持ち運びにも不便で流通しにくいものです。ただ量が限られていることと人類が長年、価値あるものと位置付けてきたこと、そして金本位制の時代があったことから「価値がある」と思っているのです。
ビットコインは歴史が浅いので、まだその価値の源泉が分からないのです。ただ財として存在していることは事実だということです。
ただ現在の価値はお金が余っていること、コロナ禍で国への不安が増していることから、金や株式、そしてビットコインに資金が投入されていることが高値を付けているようです。ビットコインに関しては、登場してからの歴史が浅いので経験値がなく、そのためチャート分析が正確にできないので「将来の価値は分からない」ということです。
「紀の国わかやま国民文化祭2021」の参加作品に関する打ち合わせを行いました。参加作品の日時は決定していますが、県内外への広報体制、そして県や開催市との調整はこれからです。主催者と参加者が協調して広報や集客することが必要なので、その打ち合わせを行ったものです。和歌山県も和歌山市も、現状で判明していることを中心に、今後の進め方についても親切に対応してくれました。
また「紀の国わかやま国民文化祭2021」の公式ビデオが公開されています。和歌山県の文化の魅力を発信していると思いますので、ご覧いただけると幸いです。参加団体もビデオに登場しているので、皆さんと一緒に和歌山県を文化で盛り上げていきたいと考えています。
今日の打ち合わせの感触から、安心感を持ちながら計画を進めることが出来そうです。
孫市の会総会に出席しました。主な議題は、今年の「孫市祭り」についてです。昨年はコロナ禍のため中止としましたが、今回は無観客で開催することに決定しています。ただ無観客では和歌山県の歴史が発信できないので、今回の「孫市祭り」を撮影し、映像化、発信することで、世界に「紀州雑賀孫市」の魅力を伝えることを目指しています。撮影は京都太秦撮影所から映画監督に来てもらって、当日の様子を撮影してもらいます。それを直ぐに編集して映像を発信するのです。無観客開催ですが「孫市祭り」世界に向けて発信することにより、効果の最大化を狙っています。
- 学校教育に関する懇談を行いました。教育者は和歌山県の子ども達の将来を考えて、学校教育のあり方を検討しています。学校運営、教師の資質など経験を基に説明してくれました。
- 企業誘致に関して話を伺いました。和歌山県の将来は「企業誘致の成否による」とさえ思っています。誘致のための活動を継続しています。