活動報告・レポート
2021年2月18日(木)
飲食店経営者との懇談
飲食店経営者との懇談

コロナ禍から回復の兆しが見えないで、厳しさが増すばかりの飲食店経営者の皆さんと懇談しました。何とか考えて欲しいと願う皆さんの意見を聞かせてもらいました。

「お客さんの入りは全く変わらないですね。仕事帰りなどに立ち寄ってくれないので、資金を持ち出すばかりです。固定費として人件費と家賃の支払いがありますから、その支払いのため借り入れている資金を取り崩しています」という話です。

「雇用しているので人件費だけでも大変です。お店の規模が大きければ大きいほど、固定費がいるのでお客さんが来てくれないのは厳しいです。それまでたくさんのお客さんが来てくれていたと言う人がいますが、ほぼ1年間も対前年度比がマイナスで推移しているので、もうこれまでの利益はとっくに吐き出しています。借入金でお店を回していますが、心配なのは、何時までこの状況が続くのかです。先の見通しが立たないことが心配なのです」という話を聞かせてくれました。

「第三波に対する和歌山県の飲食店や観光事業者への支援制度は有り難いことだと感謝しています。本当に有り難いことを前提として言いますが、一回だけのこの支援金だけでは、一か月の雇用の維持と家賃にも及びません。緊急事態宣言の都府県との差を感じています。対象の都市との支援の差は何なのでしょうか。都心部と地方都市との格差、不公平さを感じます。例えば和歌山市は大阪府と隣接していますから、飲食店に来る人は大阪並みに減少しています。緊急事態宣言を発令されているところと変わらないのです。にも関わらず支援がないことの不公平さを和歌山県としてどう考えてくれているのでしょうか。『私達の声が届いていますか』と聞きたいのです」と深刻な意見があります。

「議員さんは県民の立場に立ってくれていると思っていますが、第三波の今、飲食店からの要望を聞いてくれるのでしょうか。地方議員は県民の意見を聞いて、政府に意見を届けて政策を変えてくれる皆さんだと思っています。政党だとか与党や野党だとか関係なのです。誰のために地方政治を担ってくれているのか教えて欲しいと思います。今回、政府の政策が正しいと考えて私たちの意見を聞いてくれないのであれば、地方議員はどんな役割を果たしてくれているのか聞きたいと思います。与党に属する地方議員であっても県民の声を聞くべきだと思います。もし飲食店の現状を知って、今以上の支援策は必要ないと言う議員がいれば、代表してくれているとは思えません。一人ひとりに意見を聞きたいと思います」と辛い気持ちを言葉に表してくれました。

「与党でも野党でも地方で生活している者にとっては関係ありません。県民の意見を聞いて政策に反映して欲しいのです。今回の政府の範囲を絞った緊急事態宣言とその都府県だけの支援策で良いと思っているのでしょうか。果たして飲食店の現状と現場を知ってくれているのでしょうか。今回私達は、政党に属しているだけで県民のことを考えてくれない議員は誰なのかを見ています。政党を第一に考えるのか、県民のことを考えてくれているのか。困っている現状だからこそ、しっかりと見ています」

直接聞かせてもらった皆さんからの意見は全て受け止めました。来週22日から県議会が開会します。

その他
  • 子ども達の教育に関して意見をいただきました。自分のことよりも人のために動ける人を育てて欲しいと思います。教育とは自分のことと同じように、人を大事に想える優しい心を持った人を育てることだと思います。故郷教育、偉人教育、自然の中で体験する教育、人と接することを学ぶ環境などが必要だということです。教育とは実践を伴うことですから、教育現場、教師の役割はとても重要です。
  • 就職活動をしている学生と話す機会が増えています。厳しい就職環境ですが、懸命に活動している皆さんを心から応援しています。
  • 明日の学習会の打ち合わせを行いました。また企業誘致の打ち合わせを行いました。