活動報告・レポート
2021年2月17日(水)
地域資源の産業化
記念式典の話し合い

和歌山県誕生150年記念の取り組みについて話し合いました。和歌山県は明治4年11月22日に誕生しているので、今年で150年目を迎えることになります。数年前から準備を整えてきた結果、今年9月25日に県民文化会館で記念式典を開催することを計画しています。開催内容はこれから協議していくことになりますが、過去から現代、そして未来につなげていくことと郷土愛を育むことを目指しています。

また、この記念式典に先立つ今年の8月21日は、陸奥宗光元外務大臣銅像建立50周年を迎えることから、和歌山県誕生150年、和歌山市誕生130年と共にお祝いする式典を計画しています。丁度、今から50年前の和歌山県誕生100年、和歌山市誕生80年共に、陸奥宗光伯の銅像が建立されたことの記念式典を行っているので、今回も当時と同じ岡公園において開催することを計画しています。関西の府県と北陸の県から来賓をお招きして、共にお祝いしたいと考えて準備を進めています。

主催は「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」で、和歌山県と和歌山市にも後援を依頼して共にお祝いすることを目指しています。50年前の記念式典には当時の和歌山県知事、和歌山市長も出席してくれてお祝いしているので、その歴史と志を今回も引き継ぐことが歴史を受け継ぐものの使命だと考えています。

真夏の時期ですが、お祝いのため和歌山県が誇る和歌山雅楽会の協力を得て、県市と協調した式典にしたいと考えています。和歌山県の誕生に強く関わってくれた故郷の偉人の銅像の前で、後輩である私達がお祝いの式典を開催することで「先人が築いてくれた和歌山県を後輩である私達に任せてください」とその意志を受け継いでいることを確かめ合いたいと考えています。

記念式典に向かうために、良い話し合いが出来たことを感謝しています。

地域資源の産業化

わが国が目指している2050年のカーボン・ニュートラルを目指した和歌山県としての再生可能エネルギーの導入について協議を行いました。総論賛成ですが、具体的な取り組みになると地域事情が問題になります。地域に大型施設が進出することや建設することになれば、賛否の議論が起こりますから、地元説明会や協議の時間を必要とします。全ては地元同意があってスタートすることになりますから、中長期的な時間軸での計画となります。

紀伊半島に位置する和歌山県は、高度成長期やバブル期などには産業振興や開発が他府県よりも遅れを取りました。半島であるが故のことですが、再生可能エネルギーの開発と産業化に関しては、半島が利点になると思います。日射量や風の強さ、長い海岸線に沿った海洋などは活用できる資源になるので、昭和と平成の時代、他府県に後れを配した事由はなくなり、むしろ産業化することに誘優な条件があります。その自然環境を生かすことが、和歌山県の将来にとって大切なことです。自然景観を維持しながら産業につなげること、地域の経済に資する産業振興につなげることを考えたいのです。

否定からは前に進むことはできません。肯定して課題が発生すれば解決のための協議を行い前進させることが地域としての力です。地域資源を、利益を生み出すために活用することが地域力だと思います。和歌山県にとってカーボン・ニュートラルは発展のための好機だと考えて、将来の姿を描きたいところです。

現在から2050年に向かう和歌山県の姿を話し合いました。企業誘致と地域資源の産業化によって明るい将来が見えてきます。

その他
  • 東京から来てくれた友人と懇談会を行いました。和歌山県の特長を伝えて、地域活性化のための意見交換を行い、そこからアドバイスをいただきました。首都圏からの視点は観点が違うので、和歌山県の現状から将来を考えることに役立ちます。
  • 和歌山県内の飲食店の声を聞いているメンバーで応援できることを話し合いました。他業種との関係性や、多くの人に理解を求めるための方法を話し合っています。