和歌山市内の飲食店経営者から「午後8時になるとお客さんが一気に来なくなります。ランチの時間帯はお客さんが来てくれていますが、夜はさっぱりです」という話を聞かせてもらいました。
やはり「午後8時以降の飲食は控えてください」などの全国報道が和歌山県にも影響していると思います。
また、別の飲食店の方からは「夜の時間に営業してもお客さんが来てくれないので、どうするか検討しているところです。木曜、金曜、土曜日の週末だけの営業に変えることも検討しています」との意見がありました。特に月曜日から水曜日までは、お客さんが全く来ない日もあるようで、「こんなことは今まで経験したことがありません」という緊急事態です。
お店を閉めることは、働く人や取引業者、生産者、そしてタクシーなど交通機関にも大きな影響を及ぼします。地域全体の経済が落ち込んでいく状況です。
もし閉店する、廃業する飲食店が増えていくなら、将来の取引までも減少することになるので、現在と共に将来の地域内経済にまで影響を及ぼすことになります。現在を護ることが将来を護ることになります。お店の自助、組合やお客さんとの共助だけでは現状から脱することができない環境にあり、どうしても県の支援策が必要になっています。
他にも「県は支援してくれないのですか」
「県は飲食店の現状を知ってくれているのでしょうか。この現状を知ってください」
「もう店の対策や取り組みだけでは限界に来ています」
「もはや常連のお客さんに対しても『来てください』とは言えない状況です」
「支援策を検討してくれていないのであれば、先の見えないこの状況が続くことになります。もう、いつ閉めようかと思っています」
「現在の新内には人通りがなくなって灯りがありません。この仕事は好きですが、この状態ではお店の継続は難しくなっています」
飲食店の皆さんから、このような声がたくさん届いています。緊急事態宣言の都府県と同じような支援を求めている、窮状にある飲食店の皆さんの意見を和歌山県に届けます。
もちろん、厳しい経営環境にあるのは飲食店だけではないことは承知しています。前回もそうでしたが、コロナ禍で困難に直面している全ての業種の方に対して必要な緊急融資を含めた支援を求めていきます。
ご縁をいただきお大師様の言葉を伝えてもらいました。「導かれる人とはご縁がつながっているので、運は天に任せることです」。
ご縁がなければ触れ合う機会はありませんし、言葉を聞くこともありません。全ては「ご縁があること」から始まります。人は一人では何もできない存在で、社会から、周囲の皆さんから支えてもらって物事を成すことができているのです。成果は人が運んでくれるものであり、人はご縁のある人とだけつながっています。
お大師様とのご縁も「ここに来てくれたことはご縁があるからです。ご縁のない人はここに辿り着くことはできません」ということになります。
人が出来ることは「やれることをやった後は、天に運を任せること」だけです。まだ見ることのできない結果を案じて心配したからと言って、心配が変化を起こさせてくれることはありません。心掛けておくことは「人を利用しようとする人は、天から見抜かれている」ことです。純粋な心の人の願いは通じますし、自分の利益だけを考えて他人を利用しようとする人の願いは通じません。
たくさんの有り難い話を聞いた後にお祈りをしてもらいました。「信頼できる人を大切にして、利用しようと近づいて来る人を見抜いてください」「運氣のない人、純粋な気持ちを持っていない人には言葉を伝えませんし、来ることをお断りしています。お大師様の言葉はこれから道を切り拓く人に伝えています。困った時など、必要があれば何時でも来てください」と話してもらいました。