活動報告・レポート
2021年1月16日(土)
小野田寛郎翁没後7年祭
小野田寛郎翁没後7年祭

海南市の宇賀部神社で実施した「小野田寛郎翁没後7年祭」に参加しました。早いもので和歌山県の偉人である小野田さんがお亡くなりになって7年目を迎えています。小野田典生宮司が祭主を務めてくれた「没後7年祭」に参加して、小野田寛郎さんの意思を感じ取ることができました。

「7年祭」を終えた後の懇談会での僕の感想は次の通りです。

小野田さんと直接会う機会はなかったのですが、同氏の言葉である「生きる」ことを感じる機会があります。小野田さんが伝えたかった「生きる」とは、「今日を意識して生き続けること」だと思っています。「今を生きる」ことだけではなく「将来の目指す地点を思い描いて生き続ける」ことが伝えたかったことだと、僕は解釈しています。

小野田さんは「人は生きるために生まれてきたのたから」と言葉を残しているように、「生きる」ことが最も大事なことだと伝えています。この「生きる」ことは、「目標を見つけて生き続けるべきだ」と言っているように感じています。故郷の偉人の功績と生き様を知った私達は、子ども達にそれを伝えていくことが役割だと思っています。これまでも故郷の偉人の功績を話すことで、その志と生き様を伝えていますが、小野田さんの生き様と言葉も伝えていくべきだと感じています。

という内容です。

さて本日、小野田宮司から「不撓不屈 今だからこそ伝えたい 小野田寛郎」の冊子と「不撓不屈」の漆器をいただきました。冊子には氏が残した言葉が記されています。

  • 済んだことは済んだことで、愚痴を言っても始まらない。愚痴を言えば、前に進む力が減るだけでしょう。
  • 馬鹿な人は嫌いだ。馬鹿な人とは頭の悪い人のことではない。自分勝手で思いやりや常識のない人のことだ。人は一人では生きられないのだから。
  • 何をやるにも三つの「ど」。努力、度胸、度量。
  • 疲れている時、怪我をしている時は弱気になってしまう。満腹な時、体調の良い時は、油断をする。
  • やってしまったことは「しかたがない」。これからどうするかだ。
  • どうか悩むことなしに、自分にはやれるはずだと思って生きてください。生きていくには苦労がつきもの、それが当たり前という前提に立てば苦しくない。

これらは日常生活に生かせる言葉ですから、参考になります。

また小野田寛郎さんの座右の銘である「不撓不屈」の解釈を「強い意志を持って、どんな苦労や困難に出会っても、決して心がくじけないこと」としていること。またメッセージとして「私は『不撓不屈』が好きな言葉であると同時に、現在の日本人にも忘れてほしくないという願いを込めて書いている。最近はあまり根性論というものは流行らないようだが、人間最後は根性だ。『負けてたまるか』という気持ちがなかったら、何事も成就しない」と伝えてくれています。

「生きる」「不撓不屈」「根性」。小野田寛郎さんの言葉から学ぶことがたくさんありました。

また小野田宮司さんから「向陽高校に『不撓不屈』の応援幕を寄贈しています」という話を聞かせてもらいました。向陽高校の校長室で見た記憶があるのですが、確かめてきたいと思いますし、小野田寛郎氏を郷土の偉人として足跡を残すよう取り組むことを話し合いました。

なお宇賀部神社の境内には「不撓不屈」と「生きる」の碑が建立されていますし、今年の干支である「牛」も飾られていました。

神聖でとても気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました。

その他
  • 午前から午後にかけて友人の事務所を訪ねました。事務所で応対してくれた皆さんに深く感謝しています。訪問を歓迎してくれたうえに、「片桐さんが来てくれたこと、片桐さんの依頼であればなにでもします」と歓迎してくれた皆さんに感謝するばかりです。ありがとうございます。