活動報告・レポート
2021年1月13日(水)
第三波の感染動向
第三波の感染動向

和歌山県内でも新型コロナウイルスの新規感染者が増加しています。令和3年1月10日には入院患者数は、これまでで最多の128人になっています。県としては、新規感染者と濃厚接触者の感染者を早期発見することで、感染増加防止に務めているところです。

年末年始の新規感染者の特徴は、29歳以下の若年層の割合が増加していることで、1月4日から10日までの1週間では全体の半数を超える状況となっています。

また1月12日時点の入院患者数は128人となっています。それに対して医療提供体制を整えています。当初の感染症病棟は32床でしたが、令和3年1月11日現在で272床を確保しています。これからのピーク時を想定して400床まで増床し、医療提供体制を整えていく予定です。

感染状況のステージに関しては、国の分科会で示す基準で見ると、最大確保病床、現時点の確保病床の使用率、PCR検査の陽性率、直近1週間とその前の1週間の感染者数の比についてステージⅢの指標値に達しています。現状、和歌山県は総じてステージⅡの状態にありますが、ステージⅢに近づきつつある状況です。

そこで和歌山県から県民の皆さんに再度のお願いをしています。

  • 緊急事態宣言対象区域への不要不急の往来は控えてください。
  • 感染が拡大している地域に出かけての会食や接待を伴った飲食は控えてください。
  • 遅くまで集団で会食、宿泊をしないでください。
  • 症状が出れば通勤通学を控えてただちにクリニックで受診してください。
  • 事業所では発熱チェックをしてください。
  • 各事業所では感染拡大予防ガイドラインを順守してください。
  • 在宅勤務や時差出勤などの取り組みを進めてください。
  • 濃厚接触者は陰性でも更に注意をしてください。

主に以上の項目について注意を呼び掛けています。ご協力をお願いいたします。

企業誘致

企業誘致に関する会議を行いました。和歌山県として宇宙関連産業やハイテク産業、新複合型産業や新エネルギー産業の誘致を強力に進めています。これは経済効果と雇用創出を目指した取り組みとなるものです。コロナ禍の下、移動はできない環境にありますが、リモートの活用による打ち合わせにより、取り組みを停滞させず進めるようにしています。

本日も会議の場を持って、現状の課題と当面の進め方についての協議とやるべきことの確認を行いました。どの産業でもそうですが、特にハイテク産業は大量の水と電気を必要とします。これらの資源の供給体制があることと、供給不安がないことなどが条件であることを確認しました。

ただ和歌山県は関西空港に近いこと。特に和歌山市は関西空港から最も近い県庁所在地の市なので優位性があります。また県内に南紀白浜空港があり、新ターミナルの運用開始が今年の予定であり、国際線の発着も期待できるので、県内空港があることの優位性もあります。また地方空港のモデルになるようなビジネスジェットやエアタクシーの運行も考えられるので、和歌山県から国内外に向けたビジネスプランを発信することができます。

ビジネス舞台は世界が相手になって久しいのですが、新型コロナウイルス感染症の影響や米中の対立などの構図によって、ビジネスのあり方が変わってきました。国際空港からの移動時間、衛生面と安全性の確保はもちろんのこと、政情によって左右されない国への立地が加速しようとしています。加えて地元で人材を育成する教育体制を整えることも進出条件の一つになっています。世界から見ると「地方都市だから」は理由にならないのです。

今日のリモートで確かめたのですが、進出に関してはどの府県かではなく、これまでの信頼関係と、これから信頼して一緒に仕事ができる人であることが大事なことだと伝えてもらいました。誰と仕事を進めるのかがポイントになりそうです。

和歌山県と進出を検討している皆さんとの信頼関係を、更に強固なものにしたいと考えています。

その他
  • 第17回「孫市まつり」の開催について協議を行いました。大阪府などで緊急事態宣言が発せられたことを受けて、このイベントの開催をどう判断するのかを話し合いました。和歌山県と連携して考え行きます。
  • 相続に絡む問題に関して対応しました。話し合った結果を書面にして残すことをお勧めしました。書面で残した記録が証拠になりますから、後々「言った、言わない」のトラブルを防止することにつながります。