今年最終となる「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」の打ち合わせを行いました。
今年を振り返ると、令和2年の秋からは学習会を続けて実施したことが特筆もので、これは全国に誇れる取り組みだと考えています。これは日本書紀編纂1300年記念として小中学校の授業で偉人学習会を実施したものです。偉人の功績を基に現代にも通用する思いや志、そこからくる行動を伝えた学習会を行ったのは「私達だ」という自負心があります。
偉人の功績を伝える授業ではなく、志と行動が時代を動かせて社会を築き、現代に引き継がれていることを生徒に伝えることができました。大きな誇りを持って活動が出来たと考えています。このことを来年に引き継ぎたいと考えて計画を策定しています。
そして個人的に誇りに思っていることがあります。それは次の通りです。
12月5日、大阪観光大学で久野先生が「日本書紀編纂1300年記念講演会」を開催した時、「日本書紀編纂1300年の節目の年なのに日本全体で記念イベントは前回の編纂1200年の時と比較してとても少なかった。ここで講演会を開催することに意義を感じています」と話がありました。久野先生から話をして欲しいと依頼を受けて、僕も壇上に立たせてもらいました。そこで「和歌山県では、令和2年が日本書紀編纂1300年記念の年になることの意義を認識していたので、事前に計画を進めていました。先月、11月には和歌山県内の小中学校の授業で『日本書紀編纂1300年』を記念した学習会を行いました。通算すると8回は実施していますから、学校の授業で学習会を実施した県として日本で一番だったと思っています。日本書紀を基にして故郷偉人の功績を学び、その意志を伝えることが出来ました」と参加者に伝えました。
この活動が出来たのは「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」があったからで、今年に至るまで活動を続けてきた教育界からの信頼が土台になっています。一夜にしてこの学習会ができたものではなく、実行委員会としてのこれまでの活動が基となって今年の学習会が開催できたのです。この実績を全国に誇りたいと考えています。
令和3年もこれまでの土台を基にして更に発展させていきます。
- 1月17日。「天然痘から生命を救え。医師小山肆成」の学習会を開催。現在、新型コロナウイルス感染症への対応を行っています。参考になるのが江戸時代後期、和歌山県で天然痘が流行り、日本で初の国産天然痘ワクチンの開発に成功させた小山肆成の取り組みです。歴史上有名ではありませんが、郷土和歌山県の偉人が疫病に打ち勝った歴史を学びたいと考えています。
- 1月16日。小野田寛郎翁没後7周年記念祭、宇賀部神社で開催します。
- 2月6日。全国龍馬社中総会に参加予定。
- 5月8日。竈山神社の雄誥祭に参加。
- 5月16日。小野田寛郎、竈山神社植樹15周年記念会。
- 北陸3県会、越前龍馬会設立20周年会参加。
- 陸奥宗光伯生誕177年祭。竈山神社。
- 龍馬会北陸近畿ブロック会議を和歌山市内で開催。同時に「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念会を開催。和歌山県文化功労賞受賞団体である「和歌山雅楽会」にも記念演奏を依頼する予定です。
- 10月30日。第36回国民文化祭「紀の国和歌山文化祭2021」開会式に参加。
- 11月3日。第36回国民文化祭「紀の国和歌山文化祭2021」地域文化発信事業として「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会を開催。
- 11月14日。第36回国民文化祭「紀の国和歌山文化祭2021」地域文化発信事業として「陸奥宗光伯と歴史・文化・教育・芸術・生命(こころ)」を開催。
以上の活動を計画しています。全てにおいて功績を伝えるだけではなく、偉人が抱いていたその志と結果を学んでいきます。令和3年も功績を現代に伝える活動を展開していきます。