活動報告・レポート
2020年12月21日(月)
ハイテク企業誘致に向けて
ハイテク企業誘致に向けて

ハイテク企業の誘致に向けた意見交換を行いました。このテーマは令和2年12月県議会定例会の一般質問で知事と議論を交わしたものです。早速、和歌山県内での誘致に関して今後の方向性を調整しました。わが国のテーマに沿った業種は、水素の製造と移動手段車両の開発や太陽熱発電、ロケットの組み立てと人工衛星の組み立て、半導体製造や先端医療機器の製造などが挙げられます。これらの企業は世界的企業が多く誘致は簡単ではありませんが、和歌山県に誘致することを検討しています。

「日本にこれらの企業を誘致出来るとしても和歌山県では無理」という声もありますが、結果はやってみないと分かりません。可能性がある場合、「無理だ」と決めつけるようでは、和歌山県の熱量が相手に伝わるので誘致なんてできません。

「和歌山県こそ適地だから来てもらいたい」と熱意をもって行動することで動くこともあると信じています。第一、世界から見れば日本は小さな存在であり、和歌山県であれ、他の県であれ差はないのです。例えばロケット射場建設が進んでいる串本町と和歌山市の距離は、和歌山県内にいると「遠い」と感じますが、世界からすると「同じ県内であり近距離」になるのです。

ハイテク企業に進出してもらうことで、和歌山県の将来の可能性は格段に広がります。水素や太陽熱発電を活用したエネルギーの利用、水素自動車や公共交通機関への導入、進出企業と南紀白浜空港をつなぐエアタクシー。世界からハイテク企業へ迎えるためのビジネスジェット。ロケットの組み立てと人工衛星組み立ての企業が近接して立地し串本町への移送と共に世界に向けて輸出する体制を整えている。スペースXのようにロケットビジネスができている。日本には例がない半導体企業が存在している。これらの企業が大量のデータを処理するためのデータセンターの設置などを考えると、明るい将来が想像できますから、実現に向かわせる力になります。

意見交換をしていると「このような企業が立地している和歌山県の未来を描くことはワクワクします」と意見が出てきました。協議を行っている中で、心がワクワクすることは、実現に向けた推進力になります。

そこに人材育成のための教育機関があることは必須なので、企業誘致と共に同時に進出を促すことも考えています。宇宙関連ビジネスが和歌山県に集中して立地していること。串本町だけに限らず県内に立地することで、ロケット発射までの工程をつなげることができますから、県を挙げて取り組むべき課題だと考えています。

直接投資と雇用確保による地域の発展を目指すためにも、外資のハイテク企業の誘致につなげたいと考えています。

道路の問題

車道が朝夕渋滞する通学路に関する交通安全対策について提言をいただきました。中学校と高校がある地域があります。学校の前の県道は通勤のための車が渋滞でつながっているので、生徒の通学時の安全生確保が求められます。ところが歩道の上に工作物が設置されているレースや三叉路の見通しが悪いこと、途中から歩道が狭くなっていることなどの通学環境の悪さが以前からあるので改善して欲しいという依頼です。

要望のあった全ての個所を確認しましたが、指摘のあった地点は不安全箇所だと感じます。高校からも問題提起してもらうことも含めて、安全対策を検討したいと考えています。

その他
  • 大阪府下から和歌山県に引っ越してくれる方から「和歌山県に引越しをするため、皆さんと知り合いたいと思います。ついては学習会や地域貢献している団体を紹介して欲しい」と依頼がありました。早速、明日の学習会への参加してもらうことになりました。その方は「仕事でも何でも、全ては人を知ることかスタートです」と話してくれました。徳は人が連れて来てくれるものです。
  • コロナ禍で事業継続のために資金を必要としている事業者の方と話しました。県の金融対策を活用して対応する予定です。